2008-05-30 思考の整理学(外山滋比古):ちくま文庫 本 いまから20年も前に警告を発していた人がいた。101年前に警告を発していた人もいる。両者の違いは、その後に実際の行動に移したか、周りを巻き込めたかどうか。前者は学者で終わり、後者はある種の信仰の対象になった。
2008-05-30 バテ気味 近況 周りの人が話すことに、よく知らないキーワードが混ざる割合が高くなっている。知識の習得ペースが、明らかに劣っている感覚。まだまだ、手持ちのカードだけで勝負する歳ではないと思っていたが、それは誤謬なのかも。疲れてんのかな。
2008-05-30 疑似科学入門(池内了):岩波新書 本 仕事で、学生街に出かけた。書店で並ぶ本を見る。ふだん行っている商店街の書店とは、ラインナップが明らかに違うところが面白い。昨日探して見つけられなかった(品切れだった)本書が、学生街の書店では平積みだった。で、この本。分析の仕方が面白かった。こんな風にすっきりまとめられるのが「科学者」か。論点の表明→背景の分析→問題点の指摘→対応策の提案……。最後の部分がちょっと弱い気がするのは、読者各自に考えてほしいからだろうか。今年の69冊目。