平日夜会

終了時のモスクワ近郊

bqsfgameさんと、GJ41/44号の『バルバロッサ・キャンペーン』を。

バルバロッサ・キャンペーン/初プレイ/2人/時間切れ
『バルバロッサ・キャンペーン』は、同人誌時代のGJ(ゲームジャーナル)の付録として発表された。41号、44号の2号に分割して掲載されている。それぞれの号ごとに北方〜中央/中央〜南方の戦域を扱ったゲームとして遊べる。両者を併せたキャンペーンも楽しめる仕組みだ。
ゲームの概要
『バルバロッサ・キャンペーン』は、1941年6月の独ソ開戦から、1942年2月の冬季反抗までを扱ったウォーゲーム/シミュレーション。ドイツ軍はどれだけソ連邦の都市を奪取できるか、ソ連軍はドイツ軍の侵攻をどれだけ抑えるかを競う。ターン数は全部で9。各ターンは複数のフェイズに分かれていて、どちらの軍がイニシアチブを取ったかで移動/戦闘の主導権が決まる。各フェイズの行動は、移動/戦闘/補充の3つ。使用できるMP(Movement Point:アクションポイントとした方がわかりやすいかも)のうち、どれだけを使って行動するかを決めていく。
展開
私はソ連軍を担当。序盤は静かな立ち上がりで、リガの陥落は2ターン目、ミンスクも3ターン目まで陥落せず。南方はさらに進行ペースがゆるやかで、ルーマニア軍を含む枢軸軍を抑えることに成功した。戦局が動き始めたのは、3ターン目の後半から。ミンスクスモレンスクを相次いで抜いたドイツ軍の装甲部隊は、レニングラードのある北方、キエフのある南方には目もくれず、一気にモスクワに迫る。ショックアーミーの力で抵抗を試みるも失敗。モスクワはドイツ軍の手に落ちてしまった。……というところで時間切れ、ゲームオーバー。第7ターン終了時点でのポイントは、ドイツ軍が9、ソ連軍が13。泥濘の時期を過ぎ、ソ連軍の冬季反抗が終わる直前で終わった。
終了後の感想・その1
ドイツ軍がモスクワへの突破を志向すると、ソ連軍がそれを防ぐのは厳しいという印象を受けた。ただ、モスクワを強襲するには3個装甲部隊が必要で、南方旋回やレニングラード攻略をする余裕はなさそうだ。今回もキエフ以外の南方都市(オデッサも含む)はすべてソ連軍の支配下ウクライナの肥沃地帯は失ったものの、ドニエプル河付近の工業地帯を守ることはできた。また、モスクワのみを志向することでバルジが形成されていたため、レニングラード方面から増援として登場したソ連軍狙撃兵部隊がミンスク、ヴィテブスクなどを再占領できるチャンスも生じている。ポイント効率のみを考えると、モスクワのみに絞った攻略だけでは厳しそう。別戦線をどこに設けるかによって、かなり展開は変わるだろう。
終了後の感想・その2
独ソそれぞれの軍を指揮するときに必要な「読み」は、だいぶ違うという感じがした。ドイツ軍が数ターン先までの状況を読んで部隊を行動させるStrategicな考え方を要求されるのに対して、ソ連軍はあちこちで起きる戦線の崩壊をどう手当てしていくかというTacticalの能力が要求されているように思える。もう少し遊んでみると、いろいろな展開が出てきそうで、繰り返し遊ぶ甲斐のありそうなタイトルだという気がする。
終了後の感想・その3
今年もまた、遊びたくても遊べなかったタイトルをプレイする機会を設けて頂いたbqsfgameさんに感謝。このタイトルはもちろん、他にもご一緒したいタイトルが山のようにある(^^;;)けれど、今後もお付き合い頂きたいと思っている。よろしくお願いします>bqsfgameさん。

圧縮を開始

購入数を控え(ホントに!?)、譲れるタイトルは譲り、それでもまだあるゲームたち。このままのペースだと、部屋を広く使いたいという野望は、なかなか達成できそうにない。そこで、次の段階へ。今後手放すことは考えられないタイトルに絞って、圧縮をスタートした。


ボード/カードゲームを遊んだ方ならご存じのように、ゲームの多くは豪華な外箱に収まっている。コンポーネントの総量ギリギリで作ってあることは少なくて、たいていの場合は中はスカスカだ。中の仕切りを捨てて複数のタイトルを一つの箱にまとめたり、思い切って外箱を捨ててA4サイズのプラスチックケースに収めたりすれば、収納に占めるスペースを少なくできるようになる。後から手放すことを考えたらできないけれど、ずっと持っているつもりのタイトルなら問題ない。この機会に、思い切って着手することにした。


……の、だが。最初に手を付けたのが『アグリコラ』だったのが失敗。このゲーム、いったんコンポーネントをばらしてしまうと、外箱に収めるのさえ苦労する。あーでもない、こーでもない、とやってみたけれど、まるでダメ。すっかり気落ちしてしまった。トホホ。もう少しやりやすいものはないか、と探したけれど、目に付いたのが『蒸気の時代』じゃあ、ねぇ。

手放そうと思っているタイトル(その10)

ボード/カードゲームのデザイナーとして著名な方に、R.Kniziaという人がいる。この人のゲームは比較的わかりやすいルールを持ちつつ、さまざまなジレンマを味わえるものが多く、人気が高い。ボード/カードゲームに復帰した数年前に『モダンアート』『ラー』などのタイトルに出逢ってから、この人のデザインしたタイトルを数多く購入してきた。そののち、ゲームをいろいろ遊ぶ中で、R.Kniziaさんがデザインしたタイトルのすべてが自分と合うわけではないと感じるようになった。以前に入手したタイトルのうち幾つかを、この機会に手放そうかと思っている。

砂漠を越えて(Durch die Wueste)
砂漠を旅する隊商がテーマのゲーム。ボード上に描いてある砂漠にラクダの形をした隊商ゴマを配置してゆき、得点を競う。囲碁のような陣取りを多人数で行う感覚だ。ルールはわかりやすく、テーマ性もばっちり。手に入れた当初は、何度も繰り返し遊んだものだ。ただ、最近ではめっきり稼働率が低くなり、ここ2年ほどはまったく遊んでいない。このまま死蔵するのは惜しいので、興味のある方にお譲りしたいと思っている。問題は、外箱にヘコミと破れがあること。購入当初からそうだったとはいえ、箱も含めたコンポーネントの完全性を求めている方にはオススメできない。もちろん、ゲームを遊ぶ上で不可欠なコンポーネントに問題はないのだが。その点も含めて、興味のある方はメールかmixiメッセージでご連絡下さい。
追記
お問い合わせを頂きました。ありがとうございます。『砂漠を越えて』へのお問い合わせは、これにて締め切ります。ありがとうございました。