基本中の基本

ある分野に精通したいという希望を抱いたとき、まず手をつけるのが「形を覚える」ことだ。該当分野に特有の形に通じていくことによって、大まかな基礎を身に付ける。
次の段階は、個々の形に精通していくこと。ただし、この段階では、往々にして細かいテクニックの修得に走りがちなのでかなりの注意が必要だ。基本とは何かを常に振り返りながら、修行を進めていくことが肝要になる。
最後の段階が、それぞれの形が表していることの意味を考え、自分の中で消化しながら体得していくこと。個々の形をバラバラに認識するのではなく、相互関係に気づくことが大切になる。もちろん、この段階でも基本を振り返ることは重要だ。
……というわけで、今日は基礎の反復に重点を置いてみた。何が大事なのか、いつも覚えていたい。