論理矛盾のような気が

水曜日の会に出かけるときに、近くの駅を利用した。駅前では、統一地方選の立候補者が演説をしていた。切符を買いながら、演説の断片が耳に入る。


「前回当選時、同じ志を持つ議員仲間と“無所属の会”を作って活動してきました。私たちはこれまでのの期間、力を合わせて共に……」。


どうも論理矛盾を起こしているような気がしてならない。無所属って言うのは、どの会派にも所属していない、一人として活動することではないのだろうか。名称はともかく、「○○の会」なんてのを結成して行動する人のことを、無所属とは言わないと思うぞ。それとも、これってOKなの?


最近の選挙は、「立候補時には無所属」「当選後は会派に所属」という見事な転身ぶり(あるいは豹変ぶり)を見せる人が多い気がする。改革するにせよ、これまでのものを守るにせよ、力の小さい個人として活動するのは難しいのだろう。でも、(特に再選を望むなら)そのことを言わないのは、ただの嘘つきだと思う。私の倫理観がおかしいのかなぁ。