突然の訃報

マチュアの草レース、という範囲での話だけれど、真剣に取り組んだ時期がある。その頃は、WGPの中継を欠かさず見ていた。自動車レースと違い、ライダーがどんな風にマシンを操っているか(加重のかけ方、ブレーキレバーの操作、などなど)が見えるのは、二輪レースの特徴。世界最高峰の舞台で競うライダー達のテクニックを見ては、「すげー!」とか「ぶっ飛んでる」とか思ったもんだ。


当時、輝いていたライダーの一人が、けさ亡くなった。


ファンだったわけではない。注目して見ていたわけでもない。同じ舞台に上がったことは、もちろんない。でも、何というか、「同じ時代に同じ分野で頑張っていた」という共感のような感情は持っていた。そういう人の訃報。号泣するほどの衝撃でもなく、さりとて、ニュースの一つとして過ぎ去っていくわけでもなく。何だかもやもやした感情を抱きながら、今日一日を過ごす。


ご冥福をお祈りします。向こうでも、大ちゃんと仲良くやってください。