今年のドラフト

2日間に渡るドラフトが終了した。今年獲得した新人は、以下の通り(カッコ内は全体順位)。

  • 1巡(31位):Kenny Philips(FS:Miami):Gibril Wilsonが離脱した穴を埋める。よく残ってたね。
  • 2巡(63位):Terrell Thomas(CB:Southern Cal):2巡もアキレス腱のセカンダリー強化。Sもできる。
  • 3巡(95位):Mario Manningham(WR:Michigan):微妙なチョイス。コンバインで評価が下がってたけど。
  • 4巡(123位):Bryan Kehl(OLB:BYU):K.MichellとR.Torborの穴埋め。良いピックではなかろうか。
  • 5巡(165位):Jonathan Goff(LB:Vanderbilt):ここでもLB。今季は守備に寄ったチョイスだね。
  • 6巡(198位):Andre' Woodson(QB:Kentucky):かなり疑問。J.Lorenzenは解雇?
  • 6巡(199位):Robert Henderson(DE:Southern Miss):最後も守備選手。Elishaの後輩。

見て分かるとおり、守備に重点を置いたドラフト指名となった。まず、もっとも手薄なセカンダリーを手当。次に穴埋め/育成の両方を見据えてLBを、さらに今は層が厚いDEを指名している。攻撃では、A.ToomerやP.Barresの後継が必要と考えられていたレシーバーを3巡で、Elishaに続く若手QBを6巡で、それぞれ指名している。
ちょっと疑問なのは、その3巡と6巡。Mario Mannighamって、コンバインでのパフォーマンスが思わしくなくて評価を下げていた選手。また、Andre' Woodsonは指名順位や戦力理解度の高さ、TD/INTレイティングの良さから「Tom Bradyに似ている」と言われているけど、Giantsが指名する必要があったのか。すでにElisha、D.Carr、J.Lorenzenがいるのに、さらにQBとは。ふむ。個人的には、この順位なら「K.Makenzieの後継」になりそうなOT(RT)や、なぜか指名されなかったAkili Highsmith(LB)を採っても良かったと思うんだけど。


……ま、日本の一ファンが見ているよりも深い事情があるんだろうなぁ。