Funkenschlag(電力会社・新版)

さらにしつこく「初手04の発電所作戦」を考えてみます。

第1ラウンドでの支出を考えると

  • 発電所購入で04〜07エレクトロ
  • 石炭4つ購入で5エレクトロ
  • 都市を一つ建設して10エレクトロ

の、合計19〜22エレクトロになります。

この状態で発電を行うと22エレクトロの収入があって、差し引き0エレクトロ。
つまり、手元には初期状態で配布された50エレクトロがそのまま残ります。
初手で「ネットワークコストが0エレクトロの」2ヶ所に(たとえばEssenなど)都市を建設しても40エレクトロ残ります。

これが、大きい。

お金が40〜50エレクトロあれば、

  • 第2ラウンドに競売にかけられる発電所を、かなり有利な条件で購入できます。
  • 都市ネットワークを一気に拡大して、他プレイヤーの足を止めることもできます。

03を含む他の発電所の場合、第1ラウンドは「資源を買い込み」「発電すると」
赤字になる場合がほとんどです。赤字にしないようにするには、

  • 資源を最大限まで購入しない
  • 都市を建設しない

といった手法が考えられますが、下の方法はあまり現実的ではありません。

ここで得た金銭的なアドバンテージを、プレイ中に起こるさまざまな争いの「武器」として使えるようになります。これが、「初手04の発電所作戦」の要諦です。

この作戦が有効だと思っている人は多いようで、Board Game Geekにも同種の研究記事がアップされていました。ただ、これは序盤にアドバンテージをにぎる“だけ”の作戦で、実際に運用して勝利をおさめるには、まだまだ考えなくてはいけない要素は多くあります。このゲームは好きなので、もう少し考えてみたいと思います。

……というわけで、皆様からのコメントも募集中です。