自宅ゲーム会

恒例の(……って言ってもいいよね)自宅ゲーム会を開催。参加者はのべ6人。
今回から「それぞれの参加者は、遊びたいタイトルを事前に申告する(未所有のタイトルも可)」「ゲームそのものやルール説明の準備を、分担してしておく」「当日は、ゲームに勝った人が次のタイトルを選べる(自分が事前にリクエストしたものでなくても、リクエストリストにあればOK)」というルールを採用した。

  • ディ・ハンドラー(Die Handler):カウントなし:諸事情により、私を抜いた4人でプレイしてもらう。ルール説明を聞いたり、プレイ中の様子を観察していた感じでは、とても面白そう。ただし、盤上の情報がほぼ完全公開であること、自由交渉の要素があることから、考え込むと時間がかかる印象を受ける。移動の検討や交渉の時間に制限を設けてみると、いいかもしれない。勝者はファラオさん。序盤、少々無理して地位向上に努めたのが、最後まで効いた模様。
  • クレムリン(Kremlin):初プレイ:5人。ファラオさんが選んだのが、以前から話題になっていたこのタイトル。今回はAHの初版(箱絵がクレムリン宮殿)を使った。

最初のうちは誰がどれだけ影響力ポイントを割り振っているかを探り合いながらの展開。牽制口撃はするものの、本格的な権力闘争には発展しない。その結果、第1ターンには同志A書記長がパレードに出席し、人民に向かって手を振ることになった。続く第2ターンも同様の展開。同志A書記長は重病のためパレードに出席せず、次年の世代交代が確実視された。
牽制し合う勢力の間隙を縫って表舞台に出てきたのが、トロツキスト手稲さん。わずか2影響力ポイントしか割り当てていなかったB(A書記長に次ぐ高齢者)が、うやむやのうちに書記に就任させることに成功した。同時にKGB長官、国防大臣といった要職に、息のかかった政治局員を送り込むことにも成功する。B書記長は第3ターン、第4ターンと連続してパレードに出席。人民に対して健在ぶりをアピールすることに成功した。
続く第5ターン。相変わらず書記長はB。粛正やスパイ裁判にも無事生き残ったB書記長がパレードに出席して手を振ってしまうと、ゲームは終わる。もはやこれまで、と誰もが思ったダイスロール。出た目は「6」。B書記長は病気を理由に書記長室に引きこもってしまう。
ここまでの展開を見て、満を持して動き始めたのが革命主義者よたろーさん。スターリニストのファラオさん、マルクス原理主義者の私が、トロツキスト手稲さんの派閥に所属する政治局員を粛正/有罪にする間隙を縫い、書記長/KGB長官に息のかかった若手(若手!)を就任させることに成功する。
あとは、もうやりたい放題、し放題。権力闘争で疲弊したスターリニスト、マルクス原理主義者、トロツキストが手をこまねいている間に、革命主義者の書記長が第7、第8の2ターン連続でパレードに出席。手を振ってしまう。なぜか沈黙を保つ赤軍軍国主義者のO氏も、なすすべはなさそう。
結局、第9ターンにも革命主義者の書記長がそのままパレードに出席。ソ連は革命主義政権となり、世界に覇を唱える勢力になった。

  • オルトレマーレ(Oltremare):2回目(だったと思う):5人。革命主義者(違)、よたろーさんの選択。地中海を舞台に交易を行っていくカードゲーム。前回のプレイ時と異なり、交渉が多発する展開になる。それはそれでいいんだけれど、何となくすっきりしないプレイ感なのは相変わらず。港マーカーの効力を使いたければ、航海をしない方がよい、という処理に違和感を感じる。海賊行為による略奪品のマイナス点も少ないし。。。

勝者は、確実に積み荷を連続させて得点を重ねたO氏。

  • ブラックレディ(Black Lady):初プレイ:4人。トリックテイキングの代表的なタイル。誰かが100点獲得したら、そこで終わりというルールで遊んだが、最終的にはファラオさんが敗者になってしまった。ブラックレディ率が高かった?
  • クク(Coccu):8回目:5人。最後に何を遊ぶか、といって選んだのがコレ。最初は「ニョーボも入れて30分くらい」なんて言って始めたんだけど、気がつくと3時間以上遊んでいた(^^;;
  • 終了後の感想など

今日は、クレムリンが遊べたので大満足。新作への興味は尽きないけれど、かつてあこがれた(でも、高くて買えなかった)タイトルを遊んでみるのも好きだなあ。朝早くから夜中までつきあってくださった皆さんに感謝。次は勝たせてもらいます(苦笑)。