1890会

一緒に遊んで下さる機会が多い皆さんの間で、いまブームになっているのが「1890」。
10月(11月?)以降、ほぼ毎週プレイされているらしい。
ようやく体調が戻った先週から、私も参戦中だ。
今週は夢の二回戦。気合いを高めて、会場となったtaroさん宅に9時には到着した。
今回は、taroさん、一味さん、私、カエルさん、K能さん(会場到着順)の5人で遊ぶ。
前回の4人とは違った展開が待っていそうだ。

  • 1890:2回目/5人

10時30分頃から、一回戦が始まった。私は初期株式ラウンドで、事前の予定通り京津電気鉄道+奈良電鉄の二社をゲット。さらに第一ターンの株式ラウンドでK能さんに協力してもらい京阪を設立。京都−奈良−大阪、京都−大阪という二つのラインを持つ鉄道を運営する方向を強調した。その後は京津を倍額で売却し、その利益を使ってJR西日本を設立。かなり順調な序盤のすべりだし、だった。
ところが中盤から、京阪の経営が行き詰まり始める。JRからの列車/資金スイングも効果が薄く、じり貧に近い展開。そこで京阪の経営権をK能さんに譲り渡し、経営はJRのみにとどめることにした。40%の株式を持っていた大阪市営地下鉄(経営者はK能さん)が順当に配当を続けているので、株価で逃げ切れるだろう……という読みだった。
しかし、後半にはいると、taroさんが経営する阪神が爆発的な配当をたたき出し始める。D列車が出たとはいえ、1回の運行で¥500近く稼ぎ出すというのは異常。結局、この阪神が決め手になって、taroさんが勝利した。終了は17時。8ターン目での銀行破産だった。

  • 1890:3回目/5人

順番を変更しての二回戦目。今度は初期株式ラウンドで有馬鉄道+神戸市電のみをゲット。手持ちの資金を潤沢に残し、1ターン目から高額を付けた公共会社を運営していく作戦だ。選んだのは、序盤の収益力が比較的高い阪急。¥80の値付けで自力設立した。当然、他の皆さんには資金の余裕が無く、誰も乗ってこない。同時に設立されたのは、一味さんの阪神だけだった。よし、これでいける! ……と、この時点では思ったのだが。。。
第1ターンの運営ラウンド、河南鉄道、大阪電気軌道、奈良電鉄を持つtaroさんが驚異のタイル配置を行う。何と、「57番」タイルのうち2枚を配置したのだ。1890のコンポーネントには、57番タイルは3枚しかない(後からこれは誤解であることが判明。ホントは全部で4枚)。これでは豊中か西宮のいずれかが死んでしまう……と思い込んだ私と一味さんは混乱する。結局、誤解がとけて初手はOKだったのだが、「taroさんは何をしてくるかわからない」という疑心暗鬼が場を支配するようになった。続く第2ターン、3列車が購入されるとtaroさんがグリーンのタイルに手を伸ばす。今度は「14番」「15番」「206番」など、貴重なタイルを配置。後から手番を行うプレイヤーを縛り始めた。
taroさんのやり方を見て、会社を経営している全員が「タイル縛り」をし始める。「ここに緑タイルを置くには、5列車を購入して茶色がおけるようにしてから、あっちの緑を茶色に変えて、その緑を持ってくるしかない」などという状況が、あちこちで発生するようになった。
そんな中、まるで収益が伸びず、経営がうまくいかなくなってしまった私は、「長期戦になると不利。プレイヤーの破産で、一気に終わる展開にすれば、目があるかも」と思い、株価だけが高かった(¥175)阪急をK能さんにパス(魚雷)。もくろみ通りにK能さんの破産でゲームは終わったものの、やはり最終得点は伸びず4位に沈んだ。勝者は、再びtaroさん。2位には一味さんが入った。終了時点で23時30分。6時間ほどの熱戦だった。

  • ゲームを終えての感想:1890の面白いところは、運の要素が一つ(プレイ順)しかないのに、遊ぶたびに展開が劇的に変わることだ。遊ぶたびに、「次はこうしよう、ああしよう」と、いろいろなやり方を思いつく。前回のJOEさん、今回のtaroさんなど、熟練プレイヤーの手運びから学ぶべきことも多い。長時間かかるゲームゆえ、万人向けとは言えないし、一緒に遊んでくれるメンバーも選ぶだろうけれど、もうしばらく、このタイトルをパワープレイしてみたいと思っている。ところで、二戦目の魚雷発射は、K能さんに失礼だったかもしれない。ごめんなさい。