taroさん宅ゲーム会

1897を手に入れたというtaroさんの話を聞き、無理を言って参加させてもらった。taroさんの他には、ファラオさん、K能さん、私、PHYさん、JOEさん。全部で6人。手持ち資金は300(記載ミス:250が正しい)からのスタートだ。

  • 1897Large:初プレイ/6人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=2447

 オープニングビッドでは、川越鉄道のみ入手。鉄道省はPHYさん、東武はJOEさんが、それぞれ落札。

 手に入れた小規模会社の関係で、序盤はゆるやかな同盟関係があちこちで築かれる。taroさんとファラオさんは茨城県の太平洋沿岸地域を中心に進め、私は東上鉄道と東武鉄道を経営するJOEさんと協力しながら、東京近郊の埼玉県内を開発していく。K能さんはドル箱路線の前橋−足利−栃木付近を独占して単独開発、PHYさんは鉄道省の圧倒的な破壊力を背景に、上野を目的地とする路線の敷設を行っていく。

 協力体制が奏功し、最初の数ターンの間は多くの配当を得ることができた。第3ターンが終わる頃には手元の現金も増え、そろそろ中規模の史実会社を設立したいと思った。しかし、手番の綾で、JOEさんが西武鉄道を設立。続くターンには秩父鉄道も設立と、おいしそうな史実会社は先に押さえられてしまう。そこで、大規模な非史実会社(毛越鉄道)を設立し、2社運営の形に持ち込むことにした。

 毛越鉄道を一度運営した次のターンで、川越鉄道を基に2社目の非史実会社(板東鉄道)を設立。両社の路線を合わせると、東北〜上野という南北を貫く路線と、ドル箱である前橋−栃木を含む東西の路線が確保できたことになる。あとは双方をうまく運営し、稼いでいけば良い、と思っていた。……見通しの甘さを思い知るのは、数ターン後になる。

 最大のミスは、川越鉄道を基に作った板東鉄道が「設立できていなかった」ことだった。中規模の史実会社と違い、大規模の非史実会社は、設立のためには50%以上の株が売られている必要がある。ここを勘違いしたため、川越鉄道のままにしておけば得られたはずの配当を手にできず、設立できなかった板東鉄道を無駄に寝かせておくことになってしまった。

 また、毛越鉄道と板東鉄道の合併を急がなかったのも敗因。早めの合併で株価を上昇させ、さらに次の会社を設立して……という流れに持ち込んだ方が良かったかもしれない。その方が、ゲーム中盤から終盤にかけて一気に起こった史実会社の消滅(合併による)ラッシュで、持ち株制限が厳しくなっても余裕を持って対処できたはずだし。

 と、まぁ、相変わらずいろいろとミスばかりの展開だったが、ゲームそのものは楽しめた。ボードが広く、登場する会社も多いゲームなだけに、慣れるまでには回数が必要そうだ。