一人集会
試験準備の関係で、若い衆は全員欠席。二週連続の一人集会だ。以前なら何とも思わなかった状況も、腰に爆弾を抱えるようになってからは緊張する。あーでもない、こーでもないと組み立てを考え、臨むことにした。
暦の上で春が来たことを実感させるような、穏やかな陽気の中でスタート。最初は、観察力を鍛える修行から。土に埋もれた、透明なガラスの破片を見つけられるようになれば、まずは合格だ。次は度胸を鍛える修行。人前で、一人で歌を歌う。歌唱力を問うているわけではなく、いかに他の人間をリードしていくかが大切。音程や歌詞の正確さは二の次。大きな声で歌が歌えるか。
場所を移動し、空間把握力の審査を行う。こういう修行を続けておけば、「蒸気の時代」「1830」などで線路を敷設することがうまくなるはず(嘘)。ただ、かなりの部分は生まれもったセンスがものをいうため、経験者よりも初体験の者の方が上手だったりなんてこともある。
最後は座学で、次週に向けた諸注意を。「歩くときは、周りをキョロキョロ見ながら」という姿勢は、これまで家庭で教えられきたのと逆の発想だからか、戸惑う者もいる。
通常の閉会時間まではまだ間があったが、体力の限界に近づきつつあったので今日はここまでで終わり。充実はしていたけれど、疲労度は大きい。帰宅後は、出張に出ていたニョーボが戻るまで布団で静養。宅配便が届いたのも気づかなかった。