自宅ゲーム会

平日にも関わらず、自宅ゲーム会を敢行。atogさん、PHYさん、moonさんが呼びかけに応じて下さった。

  • 1861(1861):初プレイ/4人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=2540

 最近ブームになっている18xx系。数多く登場しているタイトルのの中でも、最新作なのがコレだ。ロシアを舞台に、会社経営と株式売買の巧拙を競う。このタイトルの特徴は、登場する会社の種類が4つあること。規模、そして運営順に「Private」「Minor」「Public」「Russian State Railways(以下、RSR:いわゆる、ロシア国鉄)」となる。ゲーム序盤はPrivateやMinorで資産を増やし、最良のタイミングでMinorを変換/合併してPublicを設立していく……という流れになっている。RSRNPCとして自動的に運行が処理される仕組みだ。
 ゲームに先立ち、1830とルールが異なる点に絞って説明。事前の準備不足がたたり、1時間もかかってしまう。やはり、プレイエイドやサマリーが必須だったようだ。
 プレイ自体の雰囲気は、先日taroさん宅で遊ばせて頂いた「1897」とよく似ているように感じた。序盤に高収益を生み出すor将来性が高いMinorを手に入れて個人の資金や会社の資本金を貯め、Publicへ変換/合併を行ってさらに資産/資本金を増やし、最終的な勝ちを狙う、というもの。
 今回は、Initial SRで高額PrivateとMinorの一つを購入したPHYさんが、序盤から終盤まで独走する展開になった。交通の要衝であるMoskvaを押さえたのが、勝因だろう。これに対抗するためにSt.PetersburgやKiev、Kharkovなど、いわゆる「北方軍集団」「南方軍集団」の担当範囲を押さえてみたが、あまり効果なし。ゲーム中の最重要拠点を早くから見抜き、アドバンテージを保ち続けたPHYさんの慧眼に感心した。
 最終結果は、トップのPHYさんがR814、2位にはatogさんがR5600で入り、moonさんはR4221。私は大幅に離されてR3206の最下位となった。

 18xx系に限った話ではなく、長時間ゲームでは、実は序盤の一手が勝因/敗因になることが多い。今回も、まさにその通りの展開。後の展開を見据えた上で、序盤どう動くのが良いのか知るために、ぜひ再戦してみたいところだ。
 ご希望の方は、ぜひリクエストをして下さい。
  • ポートベローマーケット(Prtobello Market):初プレイ/4人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=2603

 moonさんが持参して下さったタイトル。メビウスゲームズの頒布会で、先日紹介されたタイトルとのこと。ゲームシステムは、「文章での説明はしにくいが、聞けば/やればすぐわかる」タイプ。さっそく遊んでみることにした。
 ルール説明の中でmoonさんが強調されていたように、ぼんやりしていると、あっという間に終わってしまうゲームだと思ったので、それを逆手にとって「先行・逃げ切り」を狙ってみた。序盤からたくさんのショップ(で、よかったんでしたっけ?)を配置し、ガンガン得点計算を発生させ、臨時得点のチャンスも惜しみなく使ってみる。その結果、目論見通りに勝利をおさめることができた。

 軽くも遊べるし、徹底的に考え抜いて遊ぶこともできる、対応範囲が広いタイトルだと思った。逆に、プレイヤー同士の意思統一(軽くやりたいのか、とことん考えて最善手を狙っていくのか)がなされていないと、「面白いと感じるプレイヤーと、そう思わないプレイヤーという“感想の温度差”が出やすいタイトルだとも思った。
  • 乗り間違い(Auf falscher Fahre):初プレイ/4人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=2062

 以前、puppiさん宅のゲーム会に途中から参加したとき、タイミングが合わずにできなかったタイトル。おのさんのプレイレポート(http://www.tgiw.info/report/060318.html#auffalscherfahrte)を後から拝見して、どうしても一度遊びたいと思い入手したけれど、今度はなかなか出すタイミング(4人ちょうどの時)がなくて……という「間(まん)が悪い」タイトルの一つ。今日は思い切って出してみることにした。

 ゲームの進行は、一般的な「スートフォロー」「マストフォロー」「トランプあり」のトリックテイキング。13枚の手札を使って、トリックを取っていくのが目標……かどうかは、途中までわからない。プレイ開始に先立って各自が伏せておいたカードが、ゲームの進行にしたがって順次オープンされていき、その合計値によって「トリックをたくさん取った方が勝ち」か「トリックをできるだけ取らない方が勝ち」かが決まるからだ。

 今回はお試しという意味合いも込めて(終了時間も迫っていたし)、通常ルールで1ラウンド、ジョーカーを入れたバリアントルールで1回やってみた。双方とも、atogさんが勝利。「最初に出した手札で、プレイヤー同士が会話をするんです」とは、感想戦におけるatogさんの分析。

 勘所がつかめずに惨敗したが、「ハーツ」などのトリックテイキングを知っている人ならルール説明に時間がかからず、伏せられたカードがめくられるたびにドキドキする気分も新鮮で、とても気に入った。「イスファハン」「Marvin Marvle's Marverous Marble Machine」とセットで、“軽めのオススメ3点セット”として色々な場面でプレイ機会を探ってみたい。
  • 終了後の感想など

 今日も、濃密で楽しい9時間を過ごせた。年度末が近づき、お忙しい中をお付き合い頂いた皆さんに感謝したい。またよろしくお願いします。