FA戦線に参入

先日、「動きがない」などと書いたのが首脳陣の目にとまったらしく(ない、ない)、New York GiantsがFA戦線に参入を開始した。まず最初に、BrownsとのトレードでRBのReuben Droughnsを獲得した。Tiki Barberの引退によって空席となったエースRB候補として使うつもりだろうか。トレードの代償として放出したのは、WRのTim Carter。2002年のドラフト2巡(全体46位)で指名されながら、「フィフティ・フィフティ」の成績しか残せなかった選手である。まぁ、Droughns自体も2006-2007シーズンは不調だったので、妥当なところだろうか。


これでGiantsには、DroughnsとBrandon Jacobsという「パワーバック」が二人並ぶことになった。これまでのようにチェンジ・オブ・ペースを作り出すことは期待できないが、徹底したボールコントロールオフェンスを目指すことはできそうだ。と、なると、必要なのはD#の強さ。二列目以降に弱点があるGiants D#を改善しないと、相変わらずチグハグなゲームプランが強いられてしまうだろう。こちらも、できればFAで強化してほしいところだ。


もう一つ。2006-2007シーズンにはそれなりの強さを見せたOLも、強化が必要なポジション。不動のLTだったLuke Petitgoutを放出し、Bob Whitfieldは引退し、弱体化してしまった。こちらの強化はドラフトで、だろうか。左のDavid Diehl、右のChris Sneeの両Gと、CのShaun O'haraは安定しているので、Tに人材がほしい。