年度末の買い出し

20代の頃から愛用している文房具の一つに、ジャポニカ学習帳がある。7mm方眼のタイプだ。使い始めのきっかけは、当時熱中していたPCゲーム『Wizardry』のマッピング用。方眼紙なども試してみたが、結局コレにおちついた。同じジャポニカ学習帳には5mm方眼や10mm方眼のタイプもある。でも、20×20のブロック構造になっているWizardryのマップを作る場合、10mm方眼ではマスが足らない。また、特定ブロックの情報(モンスター出現ポイントや、イベント発生地点など)を書き込むのに5mm方眼ではスペースが足らない。試行錯誤の結果、7mm方眼に落ち着いたという経緯がある。ちなみに、当時自力で描いた#4のマップを記載したノートは、今でも記念として手元に残してある。


Wizardryで始まった7mm方眼とのつきあいは、同タイトルから一時期離れた時期も続いた。学生時代は授業用ノートとして使ったし、仕事をするようになってからもメモや取材ノートとして活用している。私の書く文字の大きさや、概念図などをさっと書ける利便性もあり、相変わらず重宝する“頼れるパートナー”だ。
ただ、コイツとつきあうには、一つだけコツがある。「見つけたときにまとめ買い」というものだ。7mm方眼というスタイルは、あまり一般的な受けがよろしくないようで、5mm/10mm方眼タイプより取り扱っている文具店は少ない。また、商品の回転率もあまり高くなさそうで、そのためか品切れ状態が長く続くことも多い。したがって、いったん手元のストックがなくなってしまうと、次に見つけるまでに苦労することもある。


昨日までの仕事で、未使用のストックは残り5冊になった。そろそろ、次のノートを購入する時期だ。そう思って近所の文具店に行くと、運悪く品切れ。さて、どうするか、と思っていたら、外出先の街にある文具店で(恐らく入荷したばかりの)10冊パックを5つ発見した。一期一会、という言葉もある。さっそく購入。これで55冊。たぶん、年末くらいまでは足りるだろう。うん、これで一安心。今年もよろしく頼むぜ、相棒! という気分だ。