近すぎて見えない

遠方に住む知人が来訪すると、「○○に連れてって」とリクエストされることがある。○○の中に入る言葉は人によって違っているが、たいていの場合は全国的に有名な観光スポットだ。そういわれてしまうと、はた、と困ってしまうことがよくある。いわゆる地元の観光スポットは、あまり行ったことがないからだ。東京で言うと、上野動物園のパンダは見たことがないし、歌舞伎町のお店に入ったこともない。ディズニーシーも、新井薬師も、六本木ヒルズも、とげぬき地蔵も、すべて行ったことがない。その代わり、と言っちゃなんだけど、広島市武田山(銀山城跡がある)には登ったし、札幌と名古屋のテレビ塔も見学したし、能登島は一周した。


思うに、あまりに近すぎるように思えるところは、「いつでも行ける」がゆえに見逃しているようだ。今年は腰の調子もあってあまり遠くへの旅行はできそうにない。年間を通して、「近くて遠い」場所をいろいろ訪れてみようと思っている。まずはパンダ、かな。