18EU会(詳報:5/1アップ)

  • 18EU(18EU):5回目/5人
 ようやく落ち着いたので、振り返り。
 今回の18EU会は、ふだん「水曜日の会」で遊んで下さっている方のリクエストで開催した。参加メンバーは、娯楽堂さん、ストーンRさん、しむしゅさん、Ryuさん、そして私の5人(会場到着順)。いずれの方も1830などのプレイ経験があるため、ルール説明は差分/相違点のみ。比較的早く始められる……と思ったが、読みが甘かった。Minor CompanyとPublic Companyについての説明で30分、OR/SRの進行説明で15分、Final Marger Roundの説明で10分と、約1時間かかる。事前にサマリーを作っておくべきだったと、後で反省。
 しかも、説明に抜けがある始末。「運行を開始したPublic Companyには、SRでのMinor合流不可」というルールの説明と、「Public Companyの株が“売り切れ上がる”のは、毎SR終了後(つまり、何度でも売り切れ上がる)」というルールの確認が抜けていた。いずれも、勝敗に大きく関わるものだけに、痛恨のミス。すみません、すみません>皆さん。

 Priorityマーカーは、またも私の目の前。経験者が自分一人なので「相場観を作る」リードをしなくてはいけない感じ。とかなんとか思いながら、4をオークションに出してみる。パスが連続し、結局60EUで娯楽堂さんが落札。以後、5→2→12→……などの順にオークションが行われていった。
 結果、これまでのプレイ経験とは違う形でMinor Companyが分配されることになった。私は13と14をそれぞれ120EUで落札。ボード中央の大動脈を抑える。しかし、二社しか落札できず、厳しい展開が予想された。二番手のしむしゅさんは3、6、8、10の4社体制。6+10の不利を3と10でカバーできれば勝利が見えてくる。三番手の娯楽堂さんは1、4、15。高収益の1を抑え、南部と北部をつなぐ15を取り、中盤以降の要衝Dresdenを4で確保。路線接続がうまくいけば、かなり有利に進められるだろう。四番手Ryuさん、2と12の(私の個人的な)ベストコンボを獲得。2社しか獲得できなかったが、十分トップを狙える位置だ。最後のストーンRさんが獲得したのは5、7、9、11。5と11で南部に、7と9で北部に、それぞれPublic Companyを設立できる。初プレイとは思えないオークションでの冴え。
 初期オークションの終了時に有利と思えたのは、まず娯楽堂さん。続いてストーンRさん。この二人を走らせてしまうと、13+14だけでは勝ち目がない。そこでいずれかをマークしなければならないのだが……この時点では1830などのプレイ経験が豊富な娯楽堂さんと“対決”することに決定。ストーンRさんを止めるのは娯楽堂さんやしむしゅさんにお任せすることにしてみた。

 1-1OR、1-2ORと、各自が路線を敷き始める。娯楽堂さんの15は、私としむしゅさんで3-14をつなぐことで妨害。一方、娯楽堂さんの4は、ストーンRさんの7で妨害と、序盤から駆け引きが繰り広げられる展開になった。こうした妨害合戦を尻目に、順調に高収益路線を作るのがRyuさん。2と12を持たれてしまうと、他プレイヤーには絡んで行きようがない。

 1SR、ストーンRさんが7と9で「アイス」を設立。娯楽堂さんも15で「FS」を設立する。自力でPublic Companyを作れない私は、2SRでの二社同時設立と株価下落を実施するために、アイス株を購入した。

 2-1OR、2-2ORと各自の手持ち現金が増えていく。そして2SR、一気に残りのPublic Companyが設立されることになった。私は13で「黄色」、14で「パッカーズ」を設立する。しむしゅさんは6+8で「黒ショッカー」、3で「青」。Ryuさんは2と12で「レッズ」だ。残ったPublic Companyは「げじげじ」のみ。ただ、このSRで設立するには、誰も資金が足りない。次のSRまで待ちか……と思ったら、娯楽堂さんが4で“値付け”を行う。
 これですべてのPublic Companyの所有者が決まった(げじげじは動向が不透明だが)。いよいよ、ゲームは中盤に突入だ。

 今回はオプションの3列車と4列車を導入していたので、ここからが意外に長い。3列車は比較的早く売り切れたが、これまでよりも多く4列車が残っている。パーマネントの5列車を買いたいが、なかなか出てこない、という状況が3-1OR、3-2ORと続いていた。4-1ORで(よせばいいのに)動いてしまったのが大敗着。Bで最後の4列車を2両購入し、5列車の先鞭をつけてしまう。5列車の数は少なく、あっという間に6列車が出て、さらに8列車も……。当然のごとく、購入したばかりの4列車×2は廃棄処分。走ることなく消えていく。

 4-2OR後のFMRでは、ストーンRさんの5と11が廃線の憂き目に。娯楽堂さんは1と10をFSに合流し、経営が安定化してきた。この時点で優位だったのはストーンRさん。最初に設立したアイスは、何度も株価操作にあいながらもじわりじわりと株価を上げている。また、同時に購入していた黒ショッカー株も配当を続けつつジリジリ株価上昇中。うーん。

 列車を飛ばしてしまった私は、経営に大忙し。ストーンRさんをマークはしていたものの、盤面や他プレイヤーの動向を見ている余裕はなかった。ようやく5-1ORで両社の経営を立て直したときは、すでに遅し。伏兵のRyuさんが激しく追い上げていることに気づかなかった。

 5SR終了、6-1OR→6-2ORと進んだところで銀行破産。ゲーム終了。最終的な勝者は、好調な会社の株を複数所有し、配当による収益を数多く得たRyuさんだった。現金合計は3,612EU。株価の合計額ではトップのストーンRさん(1,810EU)、二番手の娯楽堂さん(1,745EU)に及ばなかったものの、この株価がものをいって合計5,209EUで勝ちきった。二位にはストーンRさんが4,971EUで、三位にはしむしゅさんが4,574EUで、それぞれ入線する。
 私は、といえば完璧な敗戦。手出しで8列車を購入したため、現金は1,439EU。当然最下位。株価も1,302EUと最下位。合計2,741EUというのは、四位の娯楽堂さん(4,062EU)に1,300以上足りない。うーん。

 というわけで、さんざんな結果になった今回の18EU会だった。敗戦よりも、ルール説明などで反省点の多いゲーム会になってしまったのが心残り。皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。