話の続き

昨日の話(FF2007)の続き。書こうと思って前日分を見たら、プレイレポートみたいだった(苦笑)。しょうがないか。

(承前)
 2日目に参加した分科会は、とにかく手を動かすもの。冒頭から手を使って書く/描く作業が次々に指示される。前夜よく眠れなかったこともあって、自分の反応が鈍くなっていることがわかる。こんなことで、だいじょぶか!? と、少し不安になった。

 手慣らしに続いて、師匠役の人に弟子入りするスタイルで実習が始まる。およそ5分くらいだっただろうか。今度はただひたすら写す、写す、写す……。耳から入ってくる話は、聞いていられない(声が小さかったような気もするけど、どうだったのかなぁ)。頼りになるのは視覚のみの時間が経過した。
 終わった時点で、参加したことを少し後悔する気持ちに。確かに、師匠役の人は「すごいっ!」と感心するテクニックを持っているんだけど、自分の技量との隔たりを感じてしまったのだ。山にたとえると、自分がいるのは登山口なのに、師匠は八合目くらいで「おいでおいで」と手招きをしている感じ。「こうなりたい」という理想は感じられるけど、自分はどうすればその高みに到達できるのか。うーん。

 ここで、他グループの発表を見る機会があった。あ、あの師匠役の人、自分にとってマネしやすい手法だ。次はあの人が、自分のいるグループの師匠役にならないかなぁ。。。

 願いは、かなえられた(最近、こういう幸運が多い)。

 二回目の実習は、かなり落ち着いて取り組むことができた。師匠役のスタイルが、自分のスタイルに近かったことが最大の理由。どう書くか、どう進めるか、という予測がつきやすい(なんて言ったら失礼だね)ため、安心できたのが大きかった。今度は話もしっかり聞こえたので、視覚だけでなく聴覚も使って作業を進めることができた。そっかー、この「安心感」」って大事だよなぁ。

 二回目の師匠役の方から大きな安心感を受け取れたので、最後の実習はかなり積極的に取り組めた。人と違っても、すごくなくても構わない。自分のできる範囲でいいから、「とにかく動く」ことが大事だとわかったから。完成した成果物じたいはたいしたことがなく終わったけど、ここで気づいたことをどこかで試したいというモチベーションは得ることができた。大満足の分科会だった。


 昼食休憩をはさんで、最後は参加者全員での公開討議。なかなか新鮮なスタイルでの進行だったので参考になった。たまたまご一緒した方からも、たくさんのヒントを得られたのは大きかった。うーん、この後が交流会だったら、もっとたくさんの人と話せたのになぁ。そこが少し残念。