本を読まないお出かけ(お泊まり)

金曜から日曜にかけて、ATCで開催されたFAJのFF2007へ参加してきた。
もちろん「Advanced Technology Center」で「日本自動車連盟」が開催した「ファイナル・ファンタジー最新作」の発表、ではない。

 今回の個人的なテーマは「とにかく動く」こと。こうした会合に出るのは初めてだったので、少しでも「話を聞いている時間が長そう」な分科会は避けた。私は人見知りが激しいため、初対面の人とうまくつながりを持つことができない。初対面の人の前で話をしたりするのも苦手だ。そこで、最初から最後まで「話さなくてはいけない」「手を動かさなくてはいけない」分科会を探し、そこに参加することにした。

 前日から開催地入り。初日の朝は緊張でいっぱい。会場入りすると、同行したニョーボ殿に数多くの人が「こんにちは」「おひさしぶり」なんて声をかける。あー、気が小さいせいか、こういうちょっとしたことにも気後れを感じちゃうんだよなぁ。

 基調講演後、最初の分科会。ここからは単独行動。心臓はどきどきだ。
 この分科会では、常に話し続けることが要求される。進行役は持ち回り。まぁ、最初は他人のやり方を見て、良いところをまねるようにしよう……なんて思っていたら、甘かった。いきなり最初の進行役に指名される。あ゛ー、う゛ー。こうなりゃ、仕方ない。なるようになれ、だ。
 スタートは自己紹介から。カバンに入れていた(もちろん、Nutsを見抜く練習用の)プレイングカードを出し、参加者に引いてもらって「強い順」に一言ずつ言ってもらう。全体議論のテーマに関連するキーワードも語ってもらった。ふぅ、これで何とかつかみはOK。
 次は、グループの名前を決める。主催者から付箋紙をもらい、筆箱からサインペンを出して書いてもらう。こちらも何とかうまくいったか。
 最後は、この後の進行役の順番を決める。この時点での残り時間は3分。うわ。時間がないので希望調査。こちらも付箋に希望順を書いてもらって発表。うまくかち合わずに済んだので何とかなった。
 進め方・決まり方に自信がなかったので、「あとで何度も見直そう」「まずいと思ったらやり直そう」ということを強調して終了。何とか終えることができた。大疲労。
 これで気は楽になったが、逆にテンションが高くなりすぎてしまった。この調子で「話し合いの参加者」になってしまうのは危険。言いたいことを発言し続ける「壊れたスピーカー」になってしまうからだ。そこで、ここからは「手を動かすことで参加」する方向に切り替え。残りの時間は、ほとんどずっと書いていた/描いていた。
 他の皆さんが協力的だったこともあり、テーマに関する話し合いは比較的スムーズに進む。最終的な発表用資料もまずまずの出来。とても“楽しい”、“魅力的な”分科会ではあった。
 でも、と考え込んでしまうのが悪い癖。これだけ協力的なメンバーが集まっても、意見の対立(背景が違うからね)やスムーズに進まない部分(慣れてないせいもあるし)がたくさんある。ということは、だ。協調的なメンバーばかりが集まっているとは限らない打ち合わせ/会議/寄り合いの場に応用するとき、どうすればスムーズな進行できるようになるだろうか。帰ってからのことを考えると、新しい不安も感じてしまった。

 分科会終了後は、交流会に出席。こちらはなかなか新鮮な出会いがあった。個人情報にも絡むから詳細は避けるけど、実修所のゲストナイトのような感じで気分良く過ごせたな。


 翌日は朝から分科会に参加。今度は「とにかく書く/描く」がテーマ。こちらの話は、また後日(今日は忙しいのよ)。