二人ゲーム会を開催

フェニキア中

ぽっかりと6時間ほど空いたので、O氏を誘って二人ゲーム会。二人専用ゲームばかりではなく、「二人からできる」「二人でもできる」タイトルをいくつか遊ぶ。旧知の相手だけに、面白かったらもう一回、つまらなかったら途中終了、とお互いにわがままを言えるのが嬉しい。

フェニキア(Phoenicia):1-2回目/2人
手に入れたばかりのコレを、お試しで。ゲームの傾向としては、競りによって各種の特殊能力を手に入れながら自陣営の能力を上げていく、拡大再生産系になる。先日の日記で書いた「アウトポスト」と同じ雰囲気を持つタイトルだが、受け取る資源の種類、資源勝ちのばらつきを抑えてある。そのため“電卓なし”でも遊べるようになった(嬉)。また、陣営の発展に寄与する労働力の種類も一種類、しかも任意では手に入れられなくなっていて、リソースマネジメントの複雑さは減っている。全体としてシンプルな構造になったため、よりプレイヤー間の読み合いが重要になった感じだ。今回は二人。競りを中心に据えたシステムなので、駆け引きの妙味はあっても、同じ能力を複数獲得する作戦(たとえば、“Yamato作戦”など勝ち筋を探る面白さは、本格的には味わえなかったと思う。でも、面白さの片鱗は感じ取れた。3人以上、できれば対応人数の上限である5人で遊んでみたいタイトル。ルール説明には多少の時間を要する(個別の特殊効果を説明する必要があるので)けれど、わかってしまえばシンプルだし、時間も短く終わるタイトルなので、機会があれば「水曜日の会」に持ち込んでみたい。
カタンの開拓者たち・ダイスゲーム(Die Siedler von Catan-Das Wurfelspiel):1-2回/2人
O氏の持ち込み。プレイヤー各自がカタン島のマップを描いた用紙を持ち、資源を描いた6面体ダイスを複数振る。基になったタイトル同様、振って出た目の資源を獲得し、消費して各種の建造物を建てて得点を得る……という仕組みだ。基のゲームと異なり、交渉の要素はない。今回は二人で相互に資源ダイスを振り合い、あーでもない、こーでもないと遊んでみた。相手の獲得ポイントを見ながら、「次に○×の目が出れば逆転」とダイスを振る手に気合いを込めたり、「あの騎士がつぶれているから、8点差をつければOKのはず」と相手にプレッシャーをかけることの応酬。とても面白く遊ぶことができた。
ケイラス・マグナカルタ(Caylus Magna Carta):2-3回目/2人
リソースマネジメントが中心のゲーム。手札以外の情報は全プレイヤーに公開されているので、しっかりとした道筋で思考ができる人にとっては最善手を見極めやすいと見た。二人だと、より厳しい読み合いになってしまう。面白いことは面白いが、軽い気分で遊ぶわけにはいかないようだ。この手のタイトルにありがちな拡大再生産の要素が意外に薄く感じられるので、「好きだけど、苦手」なタイトルのようだ。前回遊んだ「水曜日の会」の時に、よたろーさんやMizさん、saiさんにも言ったけど、個人的には18xxよりもずっと“重く”感じてしまう。かかる時間は数分の一、なんだけどね。ま、それは私が「論理的に道筋を考えられない」からなのかも。
カタンの開拓者たち・ダイスゲーム(Die Siedler von Catan-Das Wurfelspiel):3-4回目
これ、大好き。遊ぶのは1人以上、何人でもOK。ただ、1人では虚しそうだし、3人以上だといわゆる「多人数ソロプレイ」感が強くなりそう。相手の点数を見ながら、自分が伸びていく方向を決めやすい二人プレイが、個人的にはいちばん好みだ。
終了後の感想
まず、突発的な開催だったのに、お付き合い下さったO氏に感謝。冒頭で書いたとおり、「面白ければ繰り返せる」「つまらなかったらやめられる」と思うと、ずいぶんと気楽にゲームを遊べる。こういう相手がいるのは嬉しいねぇ。