贅沢な話

前からどうしても遊んでみたかったタイトル、12月に遊べるかもしれない。しかも、このゲームを私に紹介して下さった方と一緒に。


ボードゲームで遊ぶようになった数年前、とある雑誌を読んでいた。連載記事で紹介されていたのが、このタイトルを含めたゲーム付き雑誌のレビューだった。記事中ではいくつものタイトルに触れられていた。中でも特に私の心を惹きつけたのが、このタイトルだった。


さっそく手に入れよう……と思ったものの、雑誌自体は何年も前に絶版。ネット上のオークションを利用して手に入れたのは、記事を読んでから1年近く経ってからだった。これでようやく遊べる! と喜んだのもつかの間、さらに厳しい関門が待っていた。アメリカで出版されたタイトルだったので、ルールは英文。しかもなかなか難解なのだ。
そんなわけで、いつしか「遊んでみたいけれど、敷居が高くて手が出ない」タイトルになっていた。


そんなゲームが、12月には遊べるかもしれない。しかも、その雑誌記事を執筆した方と一緒に。


私が趣味にしているアナログゲームは、愛好者が少ない(ようだ)。「もっと普及すればいいのに」とか「広く普及してほしい」という話を聞くことも多い。確かに、もっと多くの人が遊ぶようになれば、入手難易度(価格とか、売っている場所とか)も下がるだろう。対戦相手を見つける苦労もなくなるだろう。
でも。。。と、いまの私は思っている。今回のように、ある意味でのオーソリティとお近づきになることができ、共にゲームで遊ぶ機会が設けられるのは、この趣味の世界が狭いからこそ、なのかも、と。


普及を望む気持ちの一方で、狭いことの恩恵も感じてしまう、今日この頃だ。