年末ゲーム会

蒸気の時代-アメリカマップ

今年最後のゲーム会。先週(12/24)と、メンバーはまったく同じ。今回はホームフィールドでの一戦だったので、HFAがあるかと思いきや……。

ホリディAG(Holiday AG)/2回目/4人
最初の準備運動と題して、このタイトルから。ゲーム全体の構造は、アクワイアと良く似ている。マップを一次元にし、合併ルールを削除し、お金というリソースをなくした、という感じだ。手札の状況を見ながら、将来的に価値が高そうな企業に投資して、ゲームを進めていく。今回はpuppiさんの圧勝。紫の企業を独占し、他プレイヤーの追随を許さなかった。
Through the Ages/3回目/4人
本日のメインディッシュ。前回のテストプレイ経験を踏まえたスムーズなルール説明とゲームマネジメントが、が、が、……できず。相変わらず、美しい説明ができないし、ルール解釈の誤りも発見。結局今日も、テストプレイ風の展開になってしまった。最大の解釈ミスは『カード列』を巡る部分。現行の(って、何だよ)和訳ルールだと、カード列への新規カード追加は「全プレイヤーのターンに先立ち」一括して行うという解釈になっている。しかーし、これがミス。追加のタイミングは、「プレイヤーターンの一番最初に」行うのが正解だ。したがって、前回のテストプレイ時に話題となった“スタートプレイヤーの優位性”は、まったくないことになる。うへー。これで展開は大きく変わった。プレイの方も最後の大逆転を許してしまい、3位に沈む。さあ、もう一度ルール訳の見直しだー。
蒸気の時代・拡張マップ アメリカ(Age of Steam Expansion Map-America)/初プレイ/4人
手に入れたばかりの拡張マップをさっそく。このマップの特徴は「最初から6Linkの能力を持っている」ことと、「Link数の必要経費は支払う必要がない」こと。やろうと思えば、最初のターンから長距離列車を走らせることができる。ただし、「1ターンに運べる荷物は1つだけ」という縛りもある。これらのことから、早急に長距離路線を作り上げることが重要な焦点になる。ただ、「Goods Displayに並べる荷物も1個ずつのみ」だし、「誰もProductionを選ばないと、荷物が生まれない」ので、先を見越した路線建築はしにくい。全体としての印象をまとめると『先が見えないまま、全力疾走を強いられる』マップといえるだろう。今回は、それでも先を見越すことに成功したpuppiさんが111ポイントで圧勝。後半追い上げたヴァイスさんが101ポイントで2位。目先の利益に走った私は最下位だった。。。
フィロー(Filou)/4-5回目/4人
先日まで『いかさま師〜袋に入った猫(Filou - Die Katze im Sack)』としていたが、国内ではこちらのタイトル表記が一般的のようなので変更した。さて。現在パワープレイ中のタイトルといえばこれ。初プレイでもそれなりに盛り上がることができ、慣れてくればメンバー同士の駆け引きが面白い。年末に、良いタイトルに出会えて嬉しい。
ドラゴンイヤー(In Jahr des Drachen)/初プレイ/3人
本年最後のタイトル。12ヶ月(のうち10ヶ月)連続で襲来する災厄から村を守り、発展させるのが目的。それぞれの災厄は発生する内容も順番も決まっていて、対処はたやすい……という考えは甘い。災厄の効果を減じることが可能な「職業」は有限で、効果も限定されている。効果の高い「職業」を手に入れようとすると手番順の不利が生じるなど、ゲーム中に登場する数多くの要素の相互関係をしっかり考えないと、決して勝つことができない。見た目よりずっと硬派なタイトルだ。今回は人物のマネージメントをうまく行ったPHYさんがゲーム中盤までリードするも、最後の最後でpuppiさんが大逆転。長期的な展望も、短期的な作戦も立案できなかった私は最下位。あー、やっぱり弱いねぇ。
終了後の感想
今日もまた、ゲームの楽しさはメンバーに依存することを痛感した。年末のお忙しい時期にお付き合い下さった皆さんに感謝。次に遊ぶときまでに、『Through the Ages』のルール訳を整備しておかなくちゃ。それと、思ったよりも『Through the Ages』に時間がかかってしまい、出せなかった『アグリコラ』、年明けの課題になってしまった。次回は必ず。