アップフロント・シナリオBB(Up Front-Scenario BB)/28回目/2人/勝利

ソ連軍の遅延戦術も虚しく、ドイツ第六軍の先鋒部隊はスターリングラードへと侵入した。血で血を洗うような市街戦の始まりである。「スターリン」の名を冠したこの街を取られることは、司令部が許してくれない。これまでの戦いで疲弊した我々にも、出撃命令が下された。
過去の戦いを生き延びた猛者……と言えば聞こえはいいが、たまたま生き残った兵をかきあつめて分隊を編成した。うち、モラル/パニック値が5以上の兵士を集めて“機動”グループ化する(A)。もう一方のBは、機関銃を中心とした“火力支援”グループの予定だが、遠距離では有効な射撃はできなそうだ。
それを見抜いたドイツ軍は、3グループ構成とし、こちらの火力支援グループへ集中砲火を浴びせてくる。さらに火力を高めるために側面へ回り込み、高火力・高頻度での射撃を繰り返す。相次いで潰走するソ連兵たち。
しかし一方で、機動グループは下水道に潜り込んで距離3まで詰めていく。火力支援グループが崩壊するのが先か、それとも、機動グループが有効地形にたどり着くのが先か。
最終的にレースに勝ったのはソ連軍。手札の回転力を活かして時間をどんどん経過させ、3デッキ目まで終了させることができた。スターリングラードは、守りきったのである。