第0回セッション

プレイヤーのみが集合して、キャラメイクのための第0回セッション。おもしろかったなー。時間に余裕がないので、詳しい話はまたいずれ。


(7/21の追記分)
第0回のセッションは、各プレイヤーが専用ダイスをそろえるところから始まった。合流後、近くの喫茶店へ。メニューを見るのももどかしく、PHBやらキャラシートを出し始める怪しい面々(苦笑)。「確か入口に“携帯ゲーム機の使用はお断りします”って書いてあったよね」「でも、これ本だからいいんじゃね?」「携帯ゲームっちゃあ、携帯ゲームだよね」「あ、水出しコーヒーで」。


ゲームの強者が集まったので、能力値の決め方もメタゲームになる。ベース8、25ポイントを割り振りという方式ではなく、4d6を振って決めていくギャンブル性の高い方法を採用した。で、最初に振ったダイスの合計は3-2-2-1。合計7(一番低い出目は採用しないので)。大爆笑ののち、罵倒とぼやき合戦がスタート。「やってらんねー」「幸運の領域、選択しておけばよかったかな」「タオルじゃダメだ、タオルじゃ」「責任もって、それ引き取れよな」。


気を取り直して、ダイスロールを再開。2回目は11、3回目は16。「やればできる子だと思ってたよ」「本気出せば、こんなもんですよ」「じゃあ、最初から出せよ」。喫茶店にいた他のお客さん達は、見て見ぬふり、知らぬ振り。大人の店だね、ここは。


あーでもない、こうでもないと言いながら各自6回ずつ。全部で24の数値が並んだ。16×2、15×3、14×3、13×3、12×2、11×6、10×1、9×2、8×2、7×1。高い方から順にウェーバーで割り振ったあと、任意のセットを各プレイヤーが選ぶ。選んだ後、多少の調整も可能にした。「呪文系は16の能力がないとキツイでしょ」「でも、そうすると7とか8もあるぜ」。


意外にすんなり選ぶセットは決まり、私は15-14-13-12-11-8。種族に人間、クラスはレンジャーを選択。人間を選んだもう一人はクレリック。ローグとウィザードはともにエルフだ。「なんか線が細いパーティになりそう」「ま、それもいいでしょ」。


ここからが大変。それぞれ特技と技能の選択。「治療、こっちでも取ろうか?」「そうしてくれると助かります」という美しい分業ができたのは最初のうちだけ。そのうち「《追加hp》とか、ありえないから」「死ぬときゃ死ぬんだよ」と、突っ込み合戦。


すったもんだの後で、ふっと気が付く。「あのさぁ、誰が交渉担当するの?」「あ゛」。全員、もっとも低い能力値を【魅力】に振っていたので、ものすごく見栄えが悪いパーティ。「いいよ、それじゃこっちの魅力を11にするよ」「おぉ、素晴らしい」「その分、筋力を7にするから、お前荷物持ちな」「………」。


能力値、種族、クラス、特技、技能の大枠が決まったところで解散。細かい部分は、メッセージなどのやりとりで対応することになった。ここまでの所用時間、150分。濃密な交渉系ゲームを遊び終わったような感覚。


これで旅に出る準備は整った。たぶん。おそらく。きっと。……そうだと信じたい。