平日二人ゲーム会

カードの引きをどう活かすか

翁さんにお越し頂いて、Decision Gamesの『Lightning:North Africa』を二回。いずれも白熱した戦いだった。

ゲームシステムなど
いわゆる、CDS(カードドリブンシステム)を利用したウォーゲーム/シミュレーション。プレイヤーごとに専用デッキがあり、手札を駆使してCairo〜Algeriaまで6つのエリアで表現された北アフリカの覇権を競う。カードには「イベント」「作戦」「戦術」の3つが書いてあり、どの分野で利用するかのジレンマがある。戦闘は『Hannibal』風味。「Flank」「Encircle」「Siege」などの戦術を駆使して勝ちを狙う。
一戦目(連合軍は各個撃破を喰らう)
翁さんが枢軸軍、私が連合軍を担当して第一戦目。第一ターンで要衝のTobruk要塞を奪取され、補給能力が互角に。ただ、北アフリカに送り込んでいる戦力は連合軍の方が多く、じわじわと押していく。アメリカ軍も早期上陸を果たし、挟撃体制に。ところが、ここからがいけない。数を頼みに押すだけでは枢軸軍の戦術的優位は破れず、損害が重なるばかり。イベントなどの効果もあって6個師団が全滅したところで、ドイツ軍の21PzがCairoを強襲。残った戦力では撃退できず、サドンデス。。。
二戦目(枢軸軍の波状攻撃成功)
担当陣営を替えて第二戦目。やるなら最初しかないTobruk攻勢が成功し、さらに21Pzなどの早期派兵もあって、枢軸軍が序盤から優勢に。要衝のTobrukを狙って連合軍の3個師団が攻城戦の体制を整えた隙に、CairoとWetern Egyptをそれぞれ一個師団で強襲した。この攻撃は撃退されたが、続くターンにも同じ攻撃を繰り返す。最後は、連合軍の補給を奪いきって(手札を消耗させて)Cairoを守りきり、勝利。ギリギリの勝負だった。
終了後の感想
良く練ってあるシステムだと感心した。補給量と兵の多さで勝負する連合軍、戦術的優位を活かしたい枢軸軍。少ないカード枚数で、両陣営のシステムの違いがきちんと表現されていると思う。濃密な駆け引きを楽しめるのに、対戦時間が2時間程度というのも嬉しい。素晴らしいタイトルを紹介して下さった翁さんに感謝。近日中の再戦、熱望。
さらに追記
カエルさんと対戦した『Up Front+BANZAI』、taroさんと対戦した『Victory at Sea』、そして今回の『Lightning:North Africa』。私が気に入るタイトルは、英独の戦いを扱ったものが多いのは偶然か。