第三回目セッション(リプレイ・その2)

興味のある方はどうぞ。
まだまだ話の途中です。

■どこに隠して持ってきた?(12日目・その1)

アルハイム、クナルト、マイエラが懲罰房に送られてから二日後。ようやく、首輪の鍵の複製ができあがった。持ち込みを食事係のモーグに託し、“外側”の4人は計画の第二段階に入る。「このドワーフ野郎! 俺のパンを返しやがれ!」ギャレッドが本気でドルムに殴りかかる。負けじと殴り返すドルム。それを止めるズーブとアドラム。4人でもみ合いをしていると、看守が飛んできた。
……。「おお、来たか」。メンバー7人、全員合流。なぜか懲罰房の同じ部屋に集めて放り込まれる。「中は調べておいたわよ」と、マイエラがここでの二日間の様子を説明した。


バタイユの懲罰房は、上から見ると口の字のような形をしている。北西、北東、南東、北西の4カ所に塔が立ち、それぞれを城壁が結びつける構造だ。パーティが送り込まれたのは、北西の塔3階。目的の人物バラムは、北東の塔3Fにいるという。
「何をするにも、とにかくここから出ないとな」アルハイムは言う。しかし、首輪の鍵はモーグが持ってくることになっている。それまでは事実上、何もできない状況だ。新加入のドルムを含めた7人は、周辺の観察や計画の打ち合わせ、お互いの役割確認などを行って午後を過ごした。


夜、いつもより2時間遅れてやってきたモーグ。「頼まれたモノを持ってきたぞ」。鉄格子の隙間から、たくさんのものをパーティに渡す。複製した首輪の鍵に加えて、手製のクラブを2本、スリング2個、鉤付きロープ、さらにアドラムが愛用する杖を差し出した。「よく、こんなに持って入れたもんだな」不思議そうに言うドルムに向かって「まぁ、ちょっと無理をしたことは確かだ。その代わり、あんたらに頼みたいことがあってな」。渡されたのは、娘への手紙。ウェリントンの南にある「フォーセット」村に住むジーンに渡してほしいという。「わかりました。必ずお渡しします」と、ズーブ。

これで準備は整った。パーティは計画の第三段階に進む。

(まだ続く)