第四回セッション(リプレイ・その13)

興味のある方はどうぞ。
本編はこれで終わり。



ウェリントンへの帰還(13日目?・その3)


この場にとどまっていても仕方ないと判断したパーティは、ウェリントンへ帰還する準備を始めた。ギャレッドが漁村で船を調達する(盗んでくる)間、ズーブとドルムはバラムの遺体を担ぎ、港近くへ運ぶ。マイエラとアルハイムは漁村の様子を見に行き、クナルトは周辺の地理を確認した。


ギャレッド:船は手に入ったぜ。どうする?
マイエラ:ともかく、すぐに出るわよ。
ズーブ:ウェリントンに戻って、冤罪を晴らさないと。
ドルム:俺もついて行っていいのか? お前たちとは投獄の理由が違うんだが。
クナルト:ここまで知ったら、逃げられないぞ。最後までつきあえ。
ドルム:最後って何だ? どうなれば最後だ?
アルハイム:うるさいことは言うな。他に行くあてもないんだろ?
ドルム:確かにそうだが……。


島を出帆した船。疲労困憊の状態で眠り込んでいたパーティはギャレッドに操舵を任せた。翌日ウェリントン近郊の漁村に到着する。「起きろ!」の一言でゴソゴソと船室から出たパーティ。彼らが気づくと、ギャレッドは姿を消していた。


マイエラ:まさか、あいつも!?
クナルト:アドラムの仲間なら、寝ているときに殺されていただろうな。
ズーブ:何か理由があるのかもしれませんね。
ドルム:いなくなったヤツのことはいいとしよう。で、どうする?
マイエラ:まずは、ウェリントンのマチルダ接触しないとね。
アルハイム:交渉はまかせたぞ。
マイエラ:人使いが荒いわねぇ。でも、まぁ、アタシが行くしかないでしょうね。


無事に帰還したパーティ。バラムの死、というできごとはあったものの、当面の危機は去った。港にもやった船の上で、あれこれと思い出話を始めるのだった。


 ん? 何か忘れていないか……と思いつつ。


(第四回目セッション・リプレイ 本編・了)