第五回セッション(リプレイ・その8)

興味のある方はどうぞ。
今回は割と早く終わりそう。



■ヘトヘトで到着(4〜5日目)


パーティの出した結論は、強行軍。1日に歩く時間を長く取り、リュカンの居場所に到着するまでの時間を稼ごうというものだ。通常は8時間歩いて8マイル。9時間歩くことで10マイルに、10時間歩くと12マイルまで歩行距離は伸びる。「厳しくても、やるしかないだろうな(アルハイム)」。


幸いにして途中での遭遇はなく、2日目の夕方にはリュカンの隠れ家に到着できた。しかし、メンバーの疲労はピーク。「このまま突っ込んで大丈夫なのか?」「こういうときのために、そのワンドがあるんじゃないの?」「なるほど」。バテバテだったアルハイムを優先して治療を行い、隠れ家(自然の洞窟?)へ潜入していく。洞窟の入口に寝ていた狼は、18秒で瞬殺した。


「ライトの呪文、ドルムさんの楯にかけておきますね」「夜目が効かないのは、不便だな、クナルト」「確かに、それは言えるな」などと話しながら洞窟内へ。途中の分岐はクナルトの勘で左へ。その先にあった牢屋につながれていた一般人は無視。「いいの?」「申し訳ないが、ドルムのことを考えると時間がない。あとで助ければいいだろう」「ふーん」。


牢屋の先へ進むと、奥からほのかな明かり。細い通路の奥に、広い空間が現れた。「クライマックス、だな」「そうね」。


(続く)