平日自宅ゲーム会

翁さんにお越し頂いて、『FAB:#1 Bulge』。今回は枢軸軍側を担当して、滅びの美学を体験させてもらうことになった。

FAB:#1 Bulge/3回目/2人/4点差で敗戦
負けはしたものの、最終ターンまで勝利への期待を持つことができた。
戦前の作戦立案
連合軍を2回担当して、「こうされると厳しい」と思ったところを突くことに専念してみた。具体的には南のArlon。ここを担当戦区とする第7軍は歩兵師団のみという構成。これまでの2回は、序盤に少し押し出したところで戦線が膠着していた。しかし、連合軍側の増援が到着するのが遅く、枢軸側にここを攻められると厳しい。82/101空挺の増援をここに引きつけられれば、中央から北の圧力が薄くなるという見込みもあった。さらに、ArlonからLuxemburgまでを枢軸軍の支配地域にして補給切れに追い込めば、かなり有利になると見た。
序盤
事前の作戦に基づいて、中央を担当戦区にする第5軍から装甲教導師団(Lehr)などを引き抜き、南へ回す。その分だけ中央の圧力が減るので、戦線全体を南へシフト。最北の森林地帯は錬度の低い部隊をあてて穴をふさぐ。南方での攻撃はまずまず順調に進み、予定通りArlon、Bastogneへ突入。奪い取ることに成功した。
中盤
戦線が膠着していた北方で、装甲師団を中心にした総花的な攻撃を開始。Malmedyを奪い、勝利条件となる拠点を確保。さらに中央戦区での攻撃と連動してOurthe川にとりついたところで、攻勢限界点を迎える。後半の防衛戦に向けて、早めに部隊を集結し、重要拠点の確保に走る。後から思うに、ここで戦線整理に入ったのが敗因かも。MarcheやWerbomontを狙う構えは見せておいた方が良かった気がする。
終盤
膨大な増援を受け取った連合軍が、本格的な反撃を開始。南方はうまく回り込まれてLehrが補給切れになる寸前。慌てて複数部隊を救出に回したため、うまい戦線が構築できない。中央部は遅滞行動で少しずつ下がる。焦点となる北方では、Malmedyのみを押さえているという展開のまま、最終ターンを迎えた。この段階で、勝利点は連合軍が2点リード。逆転を狙う手は……あった! 北方と中央部の境界から装甲師団が突進すれば、ミューズ川を越えてリエージュに到達できる。虎の子(使いどころを見失っていただけ)のグライフで橋脚を確保し、戦略予備の2個師団で突入。これで1点差の勝ち! なんてことが起こるはずもなく。。。最後は補給線を遮断されてしまい、さらに装甲師団を失って敗戦。やっぱり、そうだよなぁ。
感想など
今日もお相手下さった翁さんに感謝。いつもありがとうございます。枢軸側の辛さがよくわかった対戦だった。第6〜7ターンにかけて起きる攻防の切り替えが難しい。連合軍のサドンデス勝利を防ぐためには、この時点でBastogneとMalmedyの双方を確実に守りきることが必要になる。さらに最後の勝ちを狙うには、もう1か所は勝利点を獲得できる地点を確保しておかなくてはならない。Huy、Werbomont、Marcheのどこを押さえるか。それが問題。このあたりも視野に入れつつ、序盤の突破方向を見定めないとダメなんだろうなぁ。考える余地はまだありそうだし、アセットの引きというランダム要素もあるから、まだまだ面白く遊べそう。よかったらまたお付き合い下さい>翁さん。