椅子とかクッションなどの話、まずはここから始めよう

本格的に寝具に気を遣うようになったのは、やっぱり3年前から。あのときは腰痛が原因で9月いっぱいを寝たきりで過ごし、普段の生活に戻るまで3ヶ月近くかかった。それ以来、床面に直接座ることは避けていて、自宅の居間にもテーブルと椅子を導入し、現在に至っている。
仕事をするときに座る椅子については、20代の頃からちょっとした信条のようなものがある。「何十万円もするパソコンを使うのに、数千円の椅子じゃダメ」というものだ。前の日記で書いたキーボードやモニタと同じく、パソコンを快適に使うには椅子も重要になる。一昔前の事務椅子では快適ではないし、折りたたみのパイプ椅子は論外。やっぱり、ある程度お金はかかっても、ちゃんとした椅子に座って仕事をしたい。
同じことは、パソコンを置く机にも言える。たくさんの資料を置いて作業をすることが多いので、できるだけ広い机を使うようにしてきた。引き出しがあるタイプの机だと座る位置に制約があるため、大きめのダイニングテーブルを愛用している。横幅が1500mm以上はないと、いまでもやっぱり落ち着かない。


バイクのレースに出るようになってから、快適さを生み出す道具に対する思いはいっそう強くなった。私は整備のプロではないので、安い道具でボルトを回したり、ネジを締めたりすると失敗する可能性が高い。また、乗る方もプロではないので、薄いツナギや手に合わないグラブでコースに出るのは危険。そんな理由(屁理屈かも)をつけて、道具やウェアにはずいぶんお金をかけたものだ。似たようなことは、ボウリングのボールや、登山の時の靴選びにも言える。良いモノは、人の能力を底上げしてくれたり、健康を守ったりしてくれる。すべてに渡って最高のモノを手にできるほど裕福ではないけれど、できるだけ自分にとってより良いモノを使っていきたい。