平日ゲーム会

ビートさんのお誘いで、ボードゲーム研究所に初めて来所した。初対面の方や、お久しぶりの方とご一緒して、7時間の濃密な時間を過ごす。

■クラウン(Clown)/5回目/5人/最下位■

メンバーが揃うまでの間に一戦。ルールは短く、手番にできることも一つしかなく、それなりに盛り上がるタイトルなので「ゲーム会の最初に遊ぶもの」として重宝している。トップはタクヤさん。私は最下位で、NPCが担当したピエロにも負けた(シクシク)。

指輪物語二つの塔カードゲーム(Der Herr der Ringe - Die Zwei Turme:Das Kartenspiel)/5回目/5人/1位■

手元にあるカードを置くか、置かないか。置くとすれば、どのタイミングか。そんなジレンマを味わえるカードゲーム。次の戦いや最後の戦いを見据えてカードを温存する戦い方もあるし、小さいポイントでもいいから獲得数を増やす戦い方もある。今回は「4、4、5、5」と勝利点が固まった地点での戦いはあえて避け、その手前で2〜3ポイントをコツコツ稼ぎ、あとは最終決戦で逃げ切るという作戦で臨んでみた。結果的には、これが成功。ビートさんの猛烈な追い上げで一時は逆転されるも、最終的には1点差で逃げ切れた。

■キッチンカオス(Zoff am Herd)/初プレイ/6人/途中終了■

ふうかさんのブログで拝見して以来、ずっと遊びたかったタイトル。アクションでの素早さと、記憶力が試されるゲームだ。今回はシェフ固定の6人戦で遊んでみた。で……こりゃ大変なゲームだなぁ、というのが実感。すごく面白いけど、頭と体を酷使するからだ。『リズム&ボール』と並び、汗をかく。1回のお試しだけで、疲労してしまったのは年齢のせいかも。

カルテル(Cartel)/7回目/4人/1位■

ここから二卓に分かれて。5人卓の方では、『ブラックシープ(Black Sheep)』。こちらは、これを。「テーマは経済です」「資産価値を増やすことが目的です」と説明し、「これが、収益を記載する用紙です」と紙を渡す。この段階で、参加された皆さんは困惑の表情。そうだよねぇ、こういうゲームって、長時間かかる面倒なのが多いしねぇ。んが、ゲームが始まって1年目が終わると少し表情が明るくなり、2年目の終わりには「なるほど」という表情になり、3年目には「あ、そうか」とか「さっき○○しておけば」といったつぶやきが漏れ始める。ええ、これ、そーゆーゲームなんです。中盤からタクヤさんが走り始めたが、株券を温存していた私が勝利。ただ、同じく株券を温存していたプラティニさんとは20ドル以下の差。次にやったら、きっと負けるな。

エバーグリーン(Evergreen)/初プレイ/4人/3位■

メンバーシャッフルの後、これを。5人卓では『エンデバーEndeavor)』音楽業界をテーマにしたゲームで、手札のカードの使い方がカギ。どのカードを、どこに使えばいいかが悩ましい。自分(自レーベル?)の価値を高めるのも大切だし、他レーベルの人気を下げることも業界での生き残りには必要。うむむ。徹底的に考えれば最適解が出てくる仕組みとはいえ、一回の手番には1分間という制限もあるので、長々と考えてもいられない。即断即決、猪突猛進。実に悩ましくて良いゲームだった。最終的には3位に終わってけど、これは面白いっ!

■レース・フォー・ザ・ギャラクシー(Race for the Galaxy)/8回目/4人/途中終了■

白熱する『エンデバーEndeavor)』卓の終了を待ちつつ、これを。ビートさんの手になる、完全日本語化カードが美しい。初めて、という方もいらっしゃったので、途中までのお試し。確かに、拡張を入れると展開が変わりますなぁ。

■城の守り(A Castle for all seasons)/初プレイ/4人/1位■

最後は、私のリクエストでこれを遊ばせてもらった。以前からずっと遊んでみたかったのだ。何人もの方がWeb上でおっしゃっているように「長時間ゲーム(拡大再生産系)のクライマックス部分だけを切り取った感じ」だった。手番はあっさり終わり、かかる時間は短い。でも、とっても悩ましい。これも、良いゲームだなぁ。中盤まで最下位に沈んでいたけれど、11ターン目に高得点の施設を建設して、逆転。うん、私が勝てるなんて、ますます良いゲームだなぁ(苦笑)。これもほしくなってしまった。

■感想など■

今日も楽しい時間を過ごすことができた。「次は○○を」「その次は××を」などと、今後ご一緒したいタイトルを思いつつ帰宅。誘い頂いたビートさん、ご一緒して下さった皆さん、ありがとうございました。また機会がありましたら、ぜひ一緒に遊んで下さい。