DGのFolio検証会(第二回)

旅団長と。今回は私の選んだ『Arnhem』を。

Arnhem:The Farthest Bridge/初プレイ/2人/敗戦■

基本ルールは、他のシリーズタイトルと同じ。特別ルールは、空挺降下と渡河(橋梁爆破と修理、工兵の渡河支援など)周りのみ。割とシンプルな構成だった。


連合軍を持ってスタート。今回はヒストリカルセットアップでスタートしたので、英第1空挺、米第82/第101空挺はほぼ史実通りの場所に降下した。スカッターによる被害も少なく、まずまずの滑り出し。英第1空挺はArnhem西のフェリー渡河点を、他の空挺は英第30軍団の進撃路にあたる橋梁を確保する。


このゲームにおける連合軍の勝利条件は、Arnhemを構成する3ヘクスのうち2カ所以上を占拠すること。ただし、「空挺/グライダー以外のユニットで」という制限がある。英30軍団の11ユニットを素早く展開し、Arnhemに突入させることが重要だ。補給ルールは存在しないため、パットンのように「側面に構わず前進」することにした。


一方のドイツ軍は、初期配置と増援ユニットでArnhemとNijmegenを増強。さらに側面からの増援を使って、英30軍団の機甲と歩兵の分断を図る。
途中省略。
連合軍はNijmegenに全力を集中した攻撃をしかけるが、ことごとく失敗。結局、第8ターン終了までNijmegenの渡河点を確保できず、ここで投了することになった。


このゲーム、Nijmegenの渡河点がとても重要になっている。Arnhem−Nijmegen間には2本の大河川がある。Arnhemに近いNederrijn河には渡河点が複数あるのに対し、Nijmegenの南方にあるWaal河には橋梁が一カ所しかない。ここを抜けられないと、地上部隊の進撃がストップしてしまうのだ。今回はこの渡河点を確保するための攻撃で失敗が多かったため、英第30軍団のArnhem突入は不可能となってしまった。


うーん。。。渡河点に対する直接アプローチではなく、空挺部隊との効果的な協調をしないと厳しいなぁ。次回はそのあたりに気をつけて、連合軍を担当してみたい。