今月のテーマは『Stalin's War』

旅団長との対戦。昨年の6月16日に遊んで以来の『Stalin's War』が、今月のテーマ。

Stalin's War/3回目/2人/途中終了■


いわゆるCDSを採用したウォーゲーム/シミュレーション。舞台は東部戦線で、1941年〜1945年までの戦いを再現する。
初めて遊んだ当時は「ドイツ軍が圧倒的に有利では?」というバランスだったが、最近になってデザイナーによるバランス調整ルールが公表された。今回はこの調整ルールを全部入れて対戦してみた。
私の担当はソ連軍。序盤から北方は突破され、スモレンスクレニングラードもドイツ軍に奪われる。それでも構わず部隊を集めてカリーニン〜モスクワ〜ツーラを結ぶ防衛ラインを構築する。おかげでモスクワを守りきることはできた。
待ちに待った冬季反攻でモスクワ前面の枢軸軍を撤退させ、中央周辺の戦線を安定させる。その代償として(ユニットを引き抜いた)スターリングラート、ロストフなど南方の支配権を失い、コーカサスの油田地帯も占拠されてしまった。
……というところが、第6ターン終了時点の状況。『Total War(総力戦)』デッキからカードを引き始めたところで、時間切れ終了となった。

CDSの落とし穴■

『Labyrinth』『Stalin's War』と続けてやってみて、自分がいかにCDSを苦手にしているかがよくわかった。この手のタイトルではカードにばかり注目してしまい、本来の目的を見逃してしまうという悪いクセがある。カードばっかり見て、盤上の状況把握がおろそかになってしまうのだ。最終的な目標は勝利条件の充足であって、カードのコンボを作ることや、気の利いた出し方をすることではない。勝利条件を満たすには盤上の地形や部隊の状況をしっかり考えて戦略/作戦を考える必要があるのに、カードから盤上を見るようになってしまいがち。カードは“従”、盤上が“主”ととらえるのが本来なのに、ついつい逆に考えてしまう。
CDSは大好きなので、この悪いクセは直したいなぁ。