テストプレイ会
旅団長と、昨夜遅くに到着した『Julius Caesar』のテストプレイを2戦。Webサイトから手に入れた英文ルールを適当に訳してたので、そのチェックが目的。かっちりした英語を読むの、苦手なんすよ。間違い多いし。
■Julius Caesar/初プレイ/2人/敗戦■
紀元前49年から45年にかけてのローマ内戦がテーマのウォーゲーム。プレイヤーはCaesarとPompeyの役割を担い、自陣営の勢力を率いて戦う。
システムは、Columbia Gamesの他タイトル(『Hammer of the Scots』など)と同じ。地中海とその周辺を描いた地図上で、兵力を表すブロックを動かしたり戦わせて、相手より多くの勝利得点を獲得することを目指す。勝利得点は地図上の都市に割り当ててある。全部で13点あり、開始時はCaesarが1点、対するPompeyは7点をすでに獲得した状態になっている。勝敗判定が起こった時に、10点以上を獲得しているプレイヤーがいれば、そちらの勝ちになる。
今回はCaesar陣営を担当した。最初の得点が違っているので、Caesar側は攻めていかなくてはならない。最大の勝利得点となるRome(2点)はすぐに確保できるが、それだけでは勝てない。Pompeyの戦力を初期配置した場所の近くには、Athene、Byzantium、Ephesusと各1点の都市が固まっている。ここを全部取られると、10点でサドンデス敗戦。Caesarとしては、Romeに加えてヒスパニアの都市(Taraccoなど)をPompenから奪い取る必要があるのだ。
……なんて書くのは、そうできずに負けたから。あーあ。
■Julius Caesar/2回目/2人/敗戦■
そりゃ、やるでしょ。
このゲームでは、自陣営の部隊を行動させるのにMP(Movement Point=移動力)が必要だ。また、消耗した兵力を補充したり、新しい兵員を徴兵するにはLP(Levy Point=徴兵ポイント)を使う。このMP/LPの両方を与えてくれるのが、毎手番に1枚だけ使えるカードだ。このカードはまた、どちらのプレイヤーが先に手番を行うか決めるときにも使う。ま、いわゆるCDS(Card Driven System)ってやつね。
カードの中には、特別な効果を持つイベントカードもある。『Neputune』など、神話に登場する神の名前が書いてあるカードで、全部で7枚入っている。このカード、使うと強烈。相手の部隊をまとめて消耗させたり、寝返らせたり、強制的に移動させたり……なんか『Populus』みたい。
普通のカードとイベントカード、全部合わせて27枚。このうち6枚を手にして、ゲームは始まる。一回の手番で1枚ずつ使い、5枚使ったら勝敗判定。決着がつかなかったら、また全部のカードをよくシャッフルして6枚ずつ配って……を繰り返していく。
カードの出し方、かなり重要(あったりまえ)。相手が何をしたいか考えて、自分が何をしたいか考えて、MP/LPの価値や先手・後手の選択をしなくちゃいけない。
……あ、察しの良い方、おわかりですよね。ええ、それができずに連敗しました。
■今日のところは、これくらいで勘弁してやる(負け惜しみの感想)■
負けました。ええ、両方ともサドンデスで。自分のヘッポコぶりにあきれます。
でも、すっげー面白かったです。そして、やってる間は楽しかったです。ぼくはまたこのげーむをあそんでみたいとおもいました。←ガキの作文か。
このゲームで一番面白かったのは、『部隊を新規配置できる場所が決まっている』こと。一部の部隊コマには都市名が書いてあって、その都市でしか新たに徴兵できない。強力なあの兵を呼びたいけど、そのためには現在の兵力を分派する必要がある。強力なあの兵を呼びたいけど、主戦場とは違う都市まで遠征して確保しなくちゃいけない。強力なあの兵を呼びたいけど、移動もしたい。などなど、悩みどころはつきない。このあたりを考えるのが、すごく楽しかった。
もう一つ、ルール自体は簡単だけど、制海権を争うことがすごく重要ってところも面白かった。海上輸送もできるし、海戦もあるし、強襲上陸だって艦砲射撃による陸上支援(この時代にはないけどね)もできる。陸上兵力で優勢なCaesar側と、海上兵力(地の利も含めて)で有利なPompey側という特徴を活かした戦いができそうなところも面白ポイントだった。
ま、良いところばっかり挙げたけど、何度もやったらアラが見えてくるのかもしれない。それでも、いい。あと10回くらいは、おもしろ楽しく遊べそうだから。早くも、次の対戦が楽しみだぜい。