OGNが多すぎる

旅団長と。今日も参った。とりあえず、文章だけ。

■Crusader Rex/2回目/2人/敗戦■

Columbia Gamesが販売している、ウォーゲーム。全体の仕組みは同社の『Hammer of the Scots』や『Julius Caesar』と、ほぼ同じ。包囲/強襲/損耗など、城塞を巡る争いのルールが少し増えたくらいだろうか。前回は途中までのお試しだったので、今日が本格的な開戦。多少は動き方を考えられるようになっていたフランク(十字軍)側を担当する。


このゲーム、序盤はサラセン(ムスリム)による猛攻から始まる。フランク側は籠城などで耐えてしのぎ、中盤から終盤にかけて登場するイングランドやフランス、ドイツの増援が到着してから反撃に出る……というのが大まかな展開だ。そういう、よくある展開は初見ではわからんので、今日は序盤から積極的にサラセンの兵力を減らす作戦に出てみた。初プレイでは極端なことをする、というのが好きだしね。
もちろん、全戦域に渡ってそんなことしてたら、かえって面白くない。攻勢に出るのはJerusalem〜Acreを結ぶ線よりも南側に限り、北側は堅忍持久でいくことにした。おお、集中と選択。
攻勢の目標はEgypt領内だ。ここはサラセンにとって重要な戦略拠点であり、一度フランクに渡してしまうと再奪還の望みはほとんどない。早めに陥落させ、後顧の憂いを断ち、かつ終盤に備えたい。その過程で他の重要都市が陥落しても構わない。Egyptが手に入れば、後から取り返せばいいのだから。
と考え、初年度から攻めに出た。序盤の少ない兵力から攻勢部隊を抽出することになったので、JerusalemもAcreもがら空きだ。それでもいい、とにかく行くぜ!


……願いは叶えられなかった。Egypt攻略の前哨戦となるAscalonで、両軍の大部隊が激突。この攻防で大きな損害を被り、攻勢主力のほとんどを退却させざるを得なくなったからだ。部隊が壊滅(ブロックが除去)されることは免れたものの、「Manna」カードを使っても補充が追いつかないほどの大敗北。しばらく持久で持ちこたえるしかない状態になった。
さらにその隙にJerusalemがサラセンの手に落ち、Acreに隣接するTyreも陥落してしまった。どうにもできず、次の2年はひたすら耐える。サラセン側も攻めあぐねているところがあったようで、順調に増援の配置/兵員の補充ができたのはラッキーだったな。


ようやく次の攻勢に向けた準備が始められるようになったのは、1191年。海外からの増援部隊を含め、フルステップの全部隊が地図上に登場した。最後の攻勢地点に選んだのは、聖地Jerusalemだった。
陽動としてEgypt周辺にも4ブロックのスタックを投入しつつ、Jerusalemに5ブロックのスタックを投入する。もちろん、周辺には防御側の増援を防ぐためのブロックもきちんと配置して、だ。
第一波は撃退されてしまった。が、まだ包囲中であり、もう一度チャンスは創り出させそうだ。1192年、実質的な最終手番に、そのチャンスがやってきた。再び、Jerusalemを5ブロックで強襲。ダイスロールに、すべてを賭ける。


……願いは叶えられなかった。Jerusalemに籠もったサラセンの精鋭(サラディンまでいた)は、フランクの攻勢をすべてはねのけ、彼の地を死守したのでR(死語)。
終了後の感想戦では「最後の攻勢では、Egyptを攻められた方が辛かった」との話。ブロックを見て、なるほどなっとく。こちらの方が総ステップ数は低く、また練度も今ひとつの状態だったからだ。まぁ、そういうこともあるよねー。


というわけで、『Crusader Rex』の本格対戦、第一回目は終了。うん、これもOGNだね。困ったことに、『Julius Caesar』よりもこちらの方が面白さ/楽しさともに上のような気がしてきた。いかんいかん。

  • プレイ時間:4時間(最終ターンまで)
  • 勝敗スコア:サラセン4−フランク3