祝日四人ゲーム会

ふうかさん、karokuさん、いたるさんが誘ってくださったゲーム会に参加してきた。今日のメインは話題の新作『Eclipse』。遊ぶ前からワクワクして、前夜は眠れなかった。

■タイムライン(Timeline)/3回目/3人/15分/勝利■

ふうかさん、karokuさんと3人で。年代がわかりやすいカードばかりだったので、勝たせて頂きましたん。

Eclipse/初プレイ/4人/270分/最下位■

ルール説明とセットアップが始まったのが13時30分。終わったのが14時00分。ボリュームのあるマルチゲームにしては、ルールはとてもわかりやすい。一回通して説明してもらっただけで仕組みが分かり、ゲーム中にルールを参照することはほとんどなしで済んだ。これって、すごいことだと思う。


Eclipse』は、宇宙での勢力争いをテーマにしたボードゲームだ。登場は2011年。発売されてから間もないのに、すでにBoard Game Geekでの評価数は多く、平均点も高い。いま、話題になっているタイトルの一つと言えるだろう。こういうゲームをいち早く見つけて、手に入れて、遊ばせて/遊んでくれる方がいるってことは、とっても素晴らしいことだのぉ。


Eclipse』では、プレイヤーは一つの種族を担当し、宇宙空間を探索していく。他の星系を見つけたら殖民して経済力/技術力/資源を増やし、勢力を広げていく。時には他のプレイヤーが担当する種族や古代種族と戦うこともある。こうしたことを繰り返し、ゲーム終了時にもっとも多くの名声を獲得していたプレイヤーが勝利する。ま、いわゆる“4X”っていうやつだ。
同種の仕組みを採用している他のタイトルと大きく違うのは、面倒くさい処理の時間がほとんど不要なこと。たとえば経済力などのパラーメータ。ほら、よくあるじゃない。資源なんかを獲得するタイミングで「えっと、この星は1点で、この星は3点で……合計13点。あれ、ここが2点だから……ちょっと待って、やっぱり15点」なんてやつ。そういうことは、『Eclipse』にはない。これは嬉しいことだ。
手番の処理も秀逸。『Eclipse』は手番順に進めていくゲームで、一回の手番にプレイヤーができる行動は一つだけ。6つある選択肢から一つを選んで実行→次のプレイヤー→次のプレイヤー……と進んでいく。全員がパスしたら、1ラウンドが終わって、全9ラウンドで遊んでいく。嬉しいのは、アクションが“何度でも繰り返せる”ところ。これもあるように思えて、なかなか見ない仕組みだ。「えっと、最初に“拡張”して、次は“建設”して……あ、そうすると手番が足りないな。じゃ、最初に“建設”で、次に“拡張”か」という悩みは、もちろんある。でも、一種類のアクションを繰り返せるから、「このターンは“拡張”を繰り返して勢力を広げておいて、“建設”は後回し」なんていうやり方もできる。各プレイヤーが自由にいろいろできるわけで、実に嬉しい。
もちろん、やりたいことが何でもできるわけじゃない。アクション選択に使うリソースと、星系の制圧に使うリソースは同じ。総数には限りがある。さらに経済力によって使えるリソースの総数に制限がかかる。限られたリソースをどう配分するか、というジレンマが自然に(これ大事)味わえる仕組みになっている。


Eclipse』には、この他にも魅力的な要素がたくさんある。特殊能力を持つエイリアンとか、自分の宇宙船を比較的自由に設計できるとか、新しい技術を開発・実用化する要素とか。どれもゲーム中での扱い方がわかりやすくて、もう何というか、惚れた。


ゲームの方は、14時00分に始めて、18時30分に終了。激闘270分、とても短時間ゲームとは言えないプレイ時間だ。ただ、手番が回ってくるまでのタイムラグが短いので、遊んでいる間に集中力が途切れることはなかった。これも、スゲーところ。


最後に勝ちをおさめたのは、経済力にものを言わせて凶悪な強力な戦艦による艦隊を作った地球人ふうかさん。karokuさんは3点差の2位。私は、当然のように最下位だった。負け惜しみでいうわけじゃないけど、ダントツの最下位でもすごく面白かったし、楽しかったですよ、ええ。こりゃあ、すごいゲームだな。

■[ゲーム]スカッドセブン(Squad Seven)/実は2回目/4人/17分/最下位■

Eclipse』の興奮をひきずったまま、コレ。とっても楽しかった。『Eclipse』の次にコレを楽しく遊べる、ってのは、メンバーの良さなんだろうな、と実感。ただ、ねぇ。遊んだ後に30分は休憩しなくちゃ体力がもたない、ってのは難点か(^^;;