週末新作ゲーム会

ドイツのエッセンで、毎年秋に『Spiel』というイベントが行われている。ボードゲーム、カードゲームを中心にした、大きな行事だ。これに参加したshirohineさん、いたるさん、そして田村さんに、現地で購入したという最新作を2つ遊ばせてもらった。ありがたいなぁ。

■Goblins Inc./初プレイ/4人/2位/60分■

プレイヤー同士で協力して“戦闘機械(War Machine)”を設計・建造し、他のチームと戦わせて優劣を競う……という、とても重厚なウォーゲーム。戦闘機械は複数のパーツを組み合わせて設計・建造し、それによって特徴が出てくる。攻撃を重視するか、それとも防御か? はたまた、推進力を強化して機動性を高めるか。めちゃくちゃ悩む。頭から湯気が出そうなくらいだ。



いったん組み上げた戦闘機械を戦わせる際にも、チームメイトとの協力・協働は欠かせない。パイロットは的確な相対位置に機械を起動させ、コパイロット(役割としてはガナーか)は緻密な射撃管制を行わなくてはならない。パイロット−コパイロット間の意思疎通をするシステムは搭載されていないので、ノン・バーバル・コミュニケーションの良し悪しが生死を分ける。
そして、うまく立ち回った個人(チーム、ではない)には得点が加算され、最終的な勝敗を競う。場合によっては、前の戦いで高得点をたたき出したチームメイトを故意に沈めるような動きをする必要もある。ああ、疑心暗鬼。



これだけ“重そう”なテーマと仕組みなのに、ゲラゲラ笑いながら60分で終わるところがスゴイ。みんなも一度、遊ぶといいよ。

■Clash of Culture/初プレイ/4人/3位/240分■

文明の発展と拡張をテーマにしたゲーム。ま、あれだ。『Civilization』とか、そういうヤツだ。最近、FFGが販売している『Civilization』との主な違いは、マップの地形がヘクスになっていること。



他の違いは……あんまりない。なので、ルール説明は20分くらいで終わってしまった。いたるさんの手際が良い、というもあるんだけど、ちょっと意外。
ゲームの展開も、まぁ、ちょっとモサモサした『Civilization』って感じ。褒めるところもあまりないかわりに、けなすところもない、という感じだった。まぁ、これやるなら、『Civilization』やるよね。