趣向を変えて(中編)

ようやく今回のフルメンバー4人が揃った。ここからは『次のゲームを選ぶ権利』を賭けた真剣勝負。最初の一つだけは、会場提供者ということで私が選べた。の、だが。。。

  • 穴掘りモグラ(Die Maulwurf Company):14回目

まずはこれから。コンポーネントのギミック(といっても、たいしたことはないけど)が著名だが、実は意外に考えどころの多いタイトル。二層目から三層目に移動するときに一人が脱落。最終的に黄金のシャベルを手に入れたのは、今回が初めてのプレイヤーA氏。

  • エルフェンランド(Elfenland):1回目

A氏のリクエスト。「名前は知っているけど、遊んだことがない」タイトルの代表的なもの。始める前は、ちょっと見下していたところもあったし、多人数ソロプレイ感が強そうに思っていた。が、実際にプレイしてみると大違い。ちっとも軽くないし(いい加減な作戦が通用しない、という意味)、他プレイヤーとの絡みは多いし。これまで、このゲームを遊んでいなかったことを後悔してしまうほどだった。他プレイヤーも、同じ印象を持った様子で、プレイが進むにつれて姿勢が良くなる(前のめりになってくる)ように。プレイ中には早くも再戦希望の声があがるほどだった。激戦を制したのは、20都市中18都市を回り、故郷に戻ったB氏。最終ラウンドのルート設定がうまくいった様子。

B氏のリクエスト。なかなかプレイ機会に恵まれなかったが、C氏が持ち込んでくれて念願の初プレイ。色物も、ここまで徹底すれば素晴らしい。絶叫、荒い息づかい、ため息、地響き……などが場を支配した17分間だった。勝者はA氏。探検隊が生き残ったB氏が獲得宝物数の差で続く。C氏は最初に脱落、私もその後で脱落。カード運が……なんていってるようじゃ、このゲームは楽しめない。

ガラガラポンのギミックにだまされてはいけない、アブストラクト風味のゲーム。実は考えどころは意外に多くて、キューブの配置と手札の関係をよく見ながら、行動して行かなくてはならない。確かに、最後は運で決まるところも多いけれど。勝者は75点とダントツのB氏。以下、A氏が61点、C氏が50点、私が41点。また負ける(ToT)。