衰退の足音

ようやく大人になったのか、数年前から、自分が関わっている活動にはっきりとした衰退の兆候を感じるようになった。過干渉や過保護といった表面的な問題に加えて、主体が誰なのかという基本が崩れている例が多く見られるようになってきている。主催者/運営者が、参加者に対して、至れり尽くせりのお膳立てをした「成功体験」を提供することが、主目的と考えられ始めているようだ。また、本来の参加者ではなく、主催者/運営者自身が自らを主体/参加者として活動や運営の方針が定められるようになってきている。「発展的でない解散/解消」は、それほど遠いことではなさそうだ。この活動全体の未来は暗い。
全体が衰退に向かっている中で、どこまで抵抗していくか。衰退に向かう全体から離れ、独自の活動を行っていくのか。しばらく考えてみようと思っている。