ぱ・りーぐゲーム会

新年の集まりの時に、「次はコレ」と決めていた1830を遊ぶ。
りーぐ外からストーンRさんも参戦し、面白いメンバー構成の1日になった。

  • 1830(1830):3回目/5人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=25

18xx系ゲームが持つ欠点は、とにかく時間がかかることだ。プレイ時間はもちろんのこと、ルール説明の時間も非常に長くかかってしまう。しかも、ルール説明が苦手の私がするとなれば、より長時間化するのは当然の帰結。今回は、説明短縮化を狙ったサマリーを作っていたにもかかわらず、90分近くもかかってしまった。これでは、ゲームに対する興味も殺ぎかねない。さらなる修行が必要そうだ。

ようやく始めた第一回目は“お試し”という位置づけ。特にターン数は限定せず、プレイヤー全員が「何となくゲームの進め方や輪郭がわかった」ところで終了しようと思っていた。オープニングビッドから第1ターン、第2ターン、……、第4ターンと進み、私が(NYNHに続く)NYCを設立して二社間で列車の移動を始めたあたりで「最初から」との提案があった。もちろん了承して、いったん片づけ。腹ごしらえもすませて、いざ、本番。

PC(Private Company:個人会社と訳されることが多い)の特徴はわかっても、ゲームの中における「位置づけ」がわかるまでには、ある程度のプレイ経験が必要のようだ。今回のオープニングビッドを見て、そう感じた。C&AにビッドしたWilliamさんに対して、誰も仕事をしにいかない。当然、次の手番でWilliamさんはSVR&NCをワン。165ドルで落札した。。。

私は、D&Hを75ドルで落札したので405ドルある。第1ターンのSR(Stock Round:株式ラウンドのこと)では、お試しの時と同じNYNHを67ドル。60%を購入して、自力で設立した。何人かの相乗りはあったものの、売り切れはなく、株価は67ドルのままだ。同時に設立されたのはC&O、PRRの2社。76ドルと破格の安さで値付けされたB&Oは、なぜか設立せず。年金生活に入るつもりか? まぁ、76ドルなら他の方から買いが入っても当人が50%までは自力購入できるので「安全」ということにはなる。ただ、相乗りで50%副社長が出てしまうと、Revenueがカットされて厳しそうだ。

さて、と。こうして3社設立で始まったので、2列車時代は短いと思いきや、最初の3列車が購入されたのは第2ターンの第1OP(Operation Round:運営ラウンドのこと)でのこと。私は手番が後だったのでD&Hを吸い取らせたが、他の方は相変わらず手持ちのまま。さて、この影響がどう出るか。

運命の……と言われることが多い第3ターンSR、私は手持ち資金とNYNHの株券を売却した資金でNYCを設立。最初の「お試し」と同様、NYCを無配会社に、NYNHを配当会社にする作戦にする。ところが、相変わらず、ここからの会社経営が下手。頭の中がぐちゃぐちゃになりながらやっているため、両社とも迷走状態に入る。

この時点でマークしていたのは、ストーンRさん。先日の「蒸気の時代」では、初プレイとは思えないような打ち回しを見せ、危うく勝たれそうだったので、要注意だと思っていた。ストーンRさんは自力での会社運営は行わず、副社長プレイを続けている。確かに堅実なのだが、手元にあるM&Hはずっと残ったまま。そこで、5列車をいち早く購入し、M&Hを強制閉鎖に追い込むことにした。目論見は成功し、ストーンRさんがトップ争いから脱落する。

そうこうするうちに、PRRを設立したWilliamさんが優位になってくる。予定通りC&Aを320ドルで吸い取らせて個人資産を潤沢にしてから、Erieを100ドルで。本拠地にしかタイルを置かず、列車保有義務を発生させないままで、PRRとの間の資金移動をし始める。あのー、初プレイじゃなかったんですか(汗)。C&O社長の某はっさんに進言してErieの本拠地に線路をつなげ、義務を持たせることになったが、初動が1ターン遅かった。Erieの潤沢な資金で、PRRに6列車が走るようになる。こうなるとゲームも終盤だ。

この時点で、トップの可能性があるのはWilliamさんと私、そしてC&O社長の某はっさん。Williamさんとの一騎討ちに持ち込み、かつ現在の差を縮めるためには、NYCがD列車を持ち、長大な路線(収入620ドル)の路線を何度か走る必要がある。そのための路線とトークンはすでに準備をしてあった。D列車を買えば、C&OとCPR、さらにB&Oの4列車がすべて廃棄処分になる。会社の資金が乏しいCPR社長が持つNYNH株は、D列車購入による自腹の結果として公開市場に出てくる可能性が高い。

……と考えてNYCでD列車を購入。予想通り、C&Oの社長は自腹を切り、手持ち資金の多くをはき出した。次はCPRの番。大ざっぱなカウンティングでは、100ドルくらいは社長の手元に残り、ゲーム自体は続行するはずだ。

ところが、ここで大誤算。最終的にはCPRを経営する某氏が自己破産してしまった。NYCのD列車が、一度も走ることなく終わる展開になったしまったわけだ。け゛け゛。まずい。

最終決算を終えると、資産総額は2位。Williamさんに200ドル足りない。うーん、やっぱりダメだったか。経験者の割には、なさけない終わり方をしてしまったようだ。
  • アタック(Attacke):2回目/5人

http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=1197

1830終了後、汽車の時間まで、コレを。以前、水曜日の会でストーンRさんに教えて頂いたタイトル。フィラーには重宝する。
  • 終了後の感想
ルール説明90分、お試し60分、本番500分……いや、皆さんお疲れ様でした。面白かったでしょうか? また遊んで下さいね!