一番遊んだタイトルは?

ブログを読んだ知人から、メールを頂いた。別件での連絡だったが、追記として「一番遊んだタイトルは、やっぱりWiz?」と書かれていた。どうなんだろう。ゲームって言っても、いろいろあるからなぁ。ちょっと思い出してみた。


いわゆる、アナログボードゲームで言えば、もっともたくさんの熱意と時間を費やした物は一つだけ。Avalon Hillがリリースしていたウォーゲーム/ウォーシミュレーションの『第三帝国(The Third Reich:3R)』である。手に入れてから2年間は、ほぼ毎週の土日を費やして遊んでいた。遊ぶ相手は2グループあり、対戦相手に事欠かなかったのが長続きした理由だと言える。その他にもウォーゲーム/ウォーシミュレーションは複数所有していたが、このタイトル以上に遊んだものはない。最初に買った1セット目はユニットの表面がこすれて白くなり、2セット目もユニットの角がこすれてなくなり……といえば、どのくらい遊んだかわかって頂けるかもしれない。


電源を利用するゲームの中で、熱中したのは三つ。一つ目は、このブログにも書いた『Wizardryシリーズ』。ただ、より熱意を持って取り組んだタイトルは別にある。最初はBroderband社が、後にPlaymaker社がリリースした『Playmaker Football(PMFB)』だ。自分のチームを作り、プレイを作り、作戦の組み立てをAIで調整し、と、いろいろなことができるタイトル。本当に熱中している当時は、(まだ自宅にパソコンがなかったので)深夜に思いついたプレイを作り込むために会社にバイクを走らせる、なんてこともしていた。当時は、寝ても覚めてもプレイとAIのことばかり考えていたものだ。このタイトルをやり込むことによって、フットボールの観戦スタイルも変わった。素晴らしいプレイを見ると「各選手にはどんなアサインメントがあったのか」という方向に考えが行き、自分のチームに取り込もうとするようになっていった。また、オフェンスよりもディフェンスの、しかもセカンダリーの動きが気になって仕方なくなったり、オフェンスラインの(特にガードの)動きがよく見えるようになっていった。今でもときどき起動して、プレイを作ったりもしている。
三番目は、PC9801→ファミコン→PC9801→Windowsマシンとプラットフォームを変えて何年も遊んだ『ベストプレイプロ野球』と、その前身の『ベストナインプロ野球』。完全オリジナルのチームを作る仕組みを整え、公式戦を戦って記録を集計し、オフシーズン(ドラフトや秋季/春季キャンプ)も楽しむ……というスタイルで、ファミコン時代の第一次リーグは15シーズン、第二次リーグは10シーズン(だったかな?)、思い切り遊んだ。PMFBと比較すると、監督というよりはGMの役割を体験できるタイトルで、非常に面白かった。特に第二次リーグを立ち上げるときは、800名以上の選手データを作り、各チームのオーナー/GMが集まって完全ウェーバー制のドラフトでチームを一から構成する「創設ドラフト」を実施。12時間近くかかったけれど、今でも“ゲームでの楽しい思い出No.1”となっている。


これ以外のゲームだと、何だろう。体を使うゲーム、という意味だと、幼い頃に遊んだ「ろくむし」が一番好きだったかな。バイクレースも人と競う「ゲーム」だとすれば、かなり熱中した部類だと思う。


あなたの、一番遊んだゲームは何ですか? 一番楽しかったゲームは何ですか?