自宅ゲーム会(1日目:ゲーム開始まで)

満を持して、18C2Cのみを遊ぶゲーム会を開催した。参加して下さったのは、moonさん、atogさん、ヴァイスさん。他の方にもお声はおかけしたのだが、都合がつかずに4人のみ。スケールが大きいタイトルだったので6人が最少催行人員かと思ったが、自宅の物理的なスペースを考えるとこの人数が最善だったようだ。

  • 18C2C(18Coast to Coast):初プレイ/4人
 18C2Cは、鉄道会社経営ゲーム「18xxシリーズ」のバリエーションの一つ。名作と呼ばれる「1830」のルールをベースに、「1856」「1870」などで特徴的だったルールが盛り込まれている。
 最大の特徴は、スケールが壮大であること。マップの基本的な縮尺は「1830」とほぼ同様。この縮尺でアメリカ合衆国全部と、カナダやメキシコの一部までを表現する。ゲームボードの物理的なサイズは、畳一畳よりも少々狭い程度。銀行資産、プレイヤー資産、線路タイルなどの置き場が必要になるので、実際に遊ぶにはかなりの広さが必要になる。今回は10畳の居間を会場にしたけれど、ほぼいっぱい。普段から整理整頓が苦手で、あちこちに本やらゲームやらが積み上がっているからだろう。
 マップ上のあちこちを確認するためにプレイヤーが移動する際には、「地殻変動」を起こさないような慎重さが必要になるほどだった。快適に遊ぶには、「セミダブルベッドくらいの面積を持つテーブル」と「何もない8畳以上のスペース」、さらに「プレイヤーごとにサイドテーブル」が必要かもしれない(可能なら、これとは別に休憩/飲食/宿泊スペースも)。

 物理的な巨大さに比べると、ルールは意外にシンプル。登場する会社は「1830」同様にPrivate CompanyとPublic Companyのみ。もちろん、前者が18、後者が32もあるのでボリュームはあるのだが。基本的なルールも、「1830」と同様。これに、Puclic Company同士の合併や国策合併会社(AmtrackとConrail)の存在などの大きな追加ルールと、ポイント制の線路敷設や目的地到達/大陸横断などの小規模な追加ルールが加わっている。また、マップは大きく「東部」「中部」「西部」「カナダ」の四区画にわかれていて、それぞれの地域ごとに多少の特殊ルールがある。

 初日の集合は11時。11時30分からルール説明を始めた。ここではルールの注意点のみにとどめたが、それでも90分ほどかかる。事前にリファレンスを作ったり、プレイエイドを作っておかなかったことが理由。始める前の準備は、やはり重要だ。