一之江ゲームクラブに参加

ヨーロッパマップの終盤

卓を立てると言っておきながら、寝坊で大遅刻。ご迷惑をおかけした皆さん、すみませんでした。

  • 蒸気の時代・ヨーロッパマップ(Age of Steam-Expansion Map-Europe)/20回目/6人/1位

PHYさんにお願いして共同購入して頂いた、蒸気の時代の拡張マップ。ボードには両面に各1枚のマップが印刷されている。もう一方の「アメリカ」マップは、PHYさん、ヴァイスさん、puppiさんと遊んだ。そのときの感触が意外に良かったので、今日はこちらをプレイしたいと思って持参。


この拡張マップの特徴は3つ。1)Express Link、2)Production、3)フェリー航路だ。
Express Linkは、「通常コストの二倍を支払うと敷設できる線路」を指す。ゲーム中、各プレイヤーは1リンク分しか敷設できないが、効果は大きい。「そのリンクの収益を倍にカウントする」ことになっているのだ。Locomotiveの能力を伸ばしづらい序盤、1リンク分で2収益をあげられる効果は高い。また、中盤以降も安定した収益をあげる基礎となる。最終的には「6リンク分で7収益」をあげられるので、追い込みにも最適だ。
Productionのルールは、大きく変わっている。ターン終了時、Productionのアクションを選択していたプレイヤーは「袋から、プレイヤー数分のキューブを」取り出し、「任意の都市に好きなように置ける」ようになっている。今回は6人プレイだったので、一度に12個のキューブが登場するわけだ。配置に多少の制限はあるものの、効果は絶大。自分だけが使えるキューブを置くことも、人に使われたくないキューブを“捨てる”こともできるようになっている。
フェリー航路は、これまでの拡張マップでもお馴染みのもの。グレートブリテン島ヨーロッパ大陸間に3つの航路が設定してあって、$6〜$10で航路を新設できる。


今回は、moonさん、atogさん、ヴァイスさん、NAOさん、ブンケイさんとの6人プレイ。手練れのメンバーが相手とあって、序盤から厳しい展開。最初の株式発行を抑えめにしたため、初手番はビリ。要所となる路線の多くが、他の皆さんに押さえられていく。グレートブリテン島ではNAOさんとブンケイさんがもみ合い、ヨーロッパ大陸中央ではatogさんとmoonさんが絡み合う。ヴァイスさんはイベリア半島に地歩を築き、独占を狙っている模様。こうなれば仕方がない。後からキーになりそうなアムステルダム周辺を押さえる作戦。ただ、1ターン目の収益はゼロ。そう、ゼロ。初経験の事態に、破産の恐怖が胸をよぎる。


しかし、しゃがんでみる価値はあったというもの。NAOさんとブンケイさん、atogさんとmoonさんが互いを牽制している間に、パリ〜アムステルダムハンブルグ〜ベルリン〜ミュンヘンと、ヨーロッパ大陸の北側に東西を縦貫する路線を作り上げることができた。さらに、カギになるアムステルダムハンブルグはExpress Linkで接続し、収益もバッチリ確保。Productionを選ぶことはできなかったが、Locomotiveをどんどん伸ばして、後半の追撃態勢を整えられた。


そして最終ターン。トップを争っているmoonさんの手持ち資金を勘案し、一気に大量の株式を発行。多額の資金を元手に競りに勝ち、どうしてもほしかったLocomotiveアクションで6Linkを確保。ベルリンの荷物をナントまで運び込み、なんとか勝利できた。


最初の収益ゼロは初体験だったが、それでも勝負になることがわかったのは最大の収穫。少しはスキルアップしているのかな。