第四回セッション(リプレイ・その11)

興味のある方はどうぞ。
次のセッションまでに書き終えるかどうか。。。
もっと短くした方がいいかなぁ。。。



■一番ききたかったこと(13日目?・その1)


バラム:なるほどな、ここに通じてたか。俺もたいていのことは知ってると思ったが、こことはなぁ。
マイエラ:一体どこなのよ?
バラム:バタイユの隣の島だ。このあたりは初めてか?
アルハイム:ああ。
バラム:ウェリントンの北には、いくつかの島があってな。バタイユもその一つだ。他の島と比べてバタイユがあまりも大きいんで、街の連中は周りの島のことは忘れてるんだが。まぁ、ここらの島は漁で自給自足してて街とはつながりがないかならな。あんまり知ってるヤツがいないのも仕方ないか。
マイエラ:じゃ、ここから脱出しても、フェイにはわからないってわけ?
バラム:ああ、たぶんな。
アルハイム:船はあるのか? なければダメだろ?
ギャレッド:それは俺に任せろ。適当なの、探してくるよ。


何日も(?)閉じこめられた地下通路からの脱出に、意気の上がるパーティ。先のことはまだ不明だが、最大の難所はクリアしたように思えた。


クナルト:ところでバラム、聞きたいことがある。
バラム:あん?
クナルト:『イズメイの牙』ってのは、何なんだ?
バラム:ああ、そのことか。お前は何か知ってるのか?
クナルト:いや、全然。
バラム:なるほどな。あいつらが叫びながら入ってきたものな(アルハイムとマイエラを指さす)。おおっぴらにいいながら入ってくるから、笑いを堪えるのに必死だったぞ。
クナルト:で、それは何のことなんだ? どこにあるんだ?
バラム:もう言ってもいいだろうな。それは……おっと、長くなりそうだから、タバコでも吸いながら。


愛用のパイプを取り出し、加えようとしたバラムの体が一瞬硬直し、崩れ落ちていく。何が起こったかわからないクナルトが見たのは、バラムの背中に突き立てられたダガーだった。ダガー? マイエラ!?


アドラム:おっと、そこから先は聞かない方が身のためだ。
マイエラ:やっぱりね。そんなことだろうと思ったわ。
アルハイム:まただよ、まったく。
ズーブ:そろそろ、こういうパターンは終わりにしてほしいですよね。
ドルム:俺たちも“こんにちは”を止めないとなぁ。
アドラム:お、お前ら……!
マイエラ:気づかないとでも思ったの?
クナルト:俺は気づかなかったぞ。
アルハイム:まぁ、クナルトだからなぁ。
ズーブ:そうですよ、クナルトですから。
マイエラ:そうよねぇ。
ドルム:まったくだ。


(続く)