第四回セッション(リプレイ・その12)

興味のある方はどうぞ。
だいぶ終わりに近づいてきました。


■もういいよ、戦いは(13日目?・その2)


愛用の杖に仕込んだダガーで、バラムを刺殺したアドラム。パーティは半円形の体制で彼を囲むように立つ。廃墟を舞台にした戦闘が始まろうとしていた。イニシアチブ判定の結果、行動順はアルハイム(16)→アドラム(15)→マイエラ(9)→ズーブ(8)→クナルト(8)→ドルム(7)。マイエラ「こんな時に限って、出目が低いなんて!」。ギャレッドは何が起こっているか状況がわからず、目をぱちくりさせるばかりだ。


<第1ターン>
アルハイム:何をするかわからないから、待機だな。
DM:アドラムはこれまで見たことがない、冷酷そうな表情をして話しかけます。あ、フリーアクションね。「お前たちが何をしようとしているか、わからん。だが、それ以上知ることはやめておけ」と、静かに話し出しますね。
マイエラ:私も行動遅延。アドラムが話し終わるまで待ちます。
ズーブ/クナルト/ドルム:同じく。


<第2ターン>
アルハイム:俺も遅延だ。
アドラム:俺の役目は、イズメイの牙を教会に渡さないことだ。あんたらとやり合うのは、ギャラに入っていない。お互い、穏便に済ませた方が良くはないか? 大体、さっきから全く気づいてないみたいだが、お前達は俺の仲間がしっかり狙ってる。少しでも動いたら、クロスボウの餌食だぞ。
マイエラ:なんか物騒な話ね。《視認》や《聞き耳》してみようかしら?
ズーブ:うかつに動かない方がいいんじゃないですかね。
クナルト:うむ。ここは無理に戦わない方が良さそうだな。
ドルム:それでいこう。


<第3ターン>
 話をしながらアドラムはジリジリと後ずさっていき、姿を消した。何も起きないまま、遭遇は終了だ。


マイエラ:何だか嘘っぽかったけど、念のため《視認》《聞き耳》。9と17。
DM:周りに変わったものは見えませんね。遠くからの波の音、あたりを渡る風の音。それ以外は聞こえません。
マイエラ:じゃ、《捜索》。結果は22。
DM:アドラムの言う通り、仲間が潜んでいたというなら、そいつは相当の手練れでしょう。まったく痕跡を残さず、去っていったようです。
マイエラ:やっぱり、嘘だったのね。まぁ、いいか。
ズーブ:バラムの様子は? 手当はできるでしょうか?
DM:無防備状態で一突き。即死状態です。
クナルト:やれやれ、また振り出しに戻ったか。


(続く)