時間のかかるゲームは、こういうメンバーで遊ぶのが面白い

平日ゲーム会。Tさんが4人。

■洛陽の門にて(At the gate of Loyang)/初プレイ/4人/2位■

Uwe Rosenbergが作った「収穫三部作」の最後。制作は一番最初だったらしい。洛陽近郊の農夫になり、自分の植えた作物を市場で交換/売却してお金を稼ぎ、そのお金で勝利点を購入する。最終的には勝利点の一番多かった人が勝ち。
ゲームの展開は、『ジャンボ(Jambo)』と似た雰囲気を感じた。一人一人が自分の方針を淡々と貫いていくように見えて、実は他の人との絡みが重要、というやつ(後で気がついた)。ルール説明に時間がかかるのは難点だけれど、実は意外にスッキリした仕組みで、勝ち筋も見えやすくなっているところには好感が持てた。『アグリコラ』や『ルアーブル』よりも、スッキリとした見通しの良さを感じた。好感。
デザイナーがインスパイヤされたという『Antiquity』との類似性は、2ラウンドの目の冒頭で(1ラウンド目の失敗に気づいて)やり直したくなること、かな(半分ウソ)。いずれにしても、どこかでもう一度(あるいはそれ以上)遊んでみたいタイトル。

アグリコラ:泥沼からの出発(Agricola: Farmers of the Moor)/初プレイ/3人/2位■

アグリコラ』の大型拡張セット。この拡張を入れると、各プレイヤーの農場予定地に「森林」と「泥沼」が配置される。配置パターンはランダムなので、プレイヤーごとに開発の方針が変わってくる。これ、いいアイディアだなぁ。
森林と泥沼を開発すると牧場や畑にできるけれど、更地のままだと終了時に失点になる。一方、開発できずに残った土地は失点につながらない。開発するか、残すか、の選択ができる点も気に入った。
アグリコラ』は面白いんだけれど、「自分の手番でどのアクションを選ぶか」という戦術的な部分での決断が強調される感じがしていた。でも、この拡張だともう少し戦略的な決断の幅が広がった感じがする。最初から失点の要素が少なくなっているので、思い切った手を打てそうな感じ。拡張としての素性は、とても良いんじゃないかなぁ。