テト攻勢への準備(Hearts and Minds)

(承前)1965年でほとんど勝利ポイント(Doveポイント)を稼げなかったので、引き続きキャンペーンを実施することにした。

■1966年:Zone IIIキャンペーン■

手札は、X17(持ち越し)、R02、R03、R15。高いRPを持つカードはR15の一枚しかなく、全戦域での攻勢は難しい。ここはR24『Iron Triangle』を使ってZone IIIに拠点を築くことにする。


まず最初に出したのはR24『Iron Triangle』。Binh Duongにマーカーを置き、この地点にいるVCなどを守る。その上で攻勢を開始。Cambodiaとの国境線、Binh Longを支配下に置いた。これによりZone IIIで5つのエリアを支配。Doveポイントを加算して、6Hawkとする。
BlueはB09『Mcnamara's Fence』。すでにZone IにはRedのユニットがいないため、RPとして使用。Saigonを奪還する。


2ターン目。一気に攻勢を仕掛けたいタイミングだったので、R15『Flying Telephone Poles』を切る。Blueの爆撃機に対抗したいところだったが、NVAの砲兵も多くない状況だったのでイベントは買わず、5RPとして使用。Zone IIIのLong Khanhに攻勢をかけ、Blueの兵力を削ぐ。ただし、このターンにはDoveポイントを加算できず、6Hawkのまま。
対するBlueはB06『ROK Forces』。4RPとして使用し、戦線整理。


3ターン目。そろそろターン終了時のRPが乏しくなってきた。X17『Firepoint Zulu』を使い、Long Kahnに基地を設置。ここを支配下に置き、Doveポイントを加算する。5Hawk。
ここでBlueが切ってきたのがX23『Son Tay Prison Camp』。手札の整理か? と甘く見ていたら、大事になる。ChampasakにいたLaos正規軍が、SaravanのKhmer Rougeを攻撃。一気に殲滅され、Laosの状況が怪しくなってきた。ムム、これはまずい。


4ターン目。Khmer Rougeの崩壊は大量の失点につながりかねない。それを防ぐためにR03『Elephant Grass』を泣く泣く使用。3RPを蓄積して、Blueの状況を見ることに。Zone IIIの支配状況は変わっていないので、1ポイントを追加して4Hawkになる。
BlueはX21『Over the Fence』でLaos正規軍を補充しつつ、Zone IIIに攻勢をかける。手元にとっておいたR02『Tunnels of Cu Chi』で事なきを得た。


年度間フェイズ。損害状況、支配状況などにより、5ポイントを加算。これで1Doveとなった。この時点での勝利条件は3Hawkなので、4ポイントをリード。少し楽になってきたか? ただ、Blueはキャンペーンカードを3枚残しており(ZoneII、III、IV)、こちらは2枚のみ(Zone I、IV)。Zone IもIVもRedの拠点が少ないため、ここでポイントを加算するのは厳しそう。ふむ。