こちらの方が大当たり

引き続き、旅団長と。どちらかというと、こちらが本日のメインだったような気が。

■Frontline General:Spearpoint 1943/初プレイ/2人/敗戦■

旅団長がお持ち下さったタイトル。カードを使ったウォーゲーム/シミュレーション。
ゲームに登場するのはアメリカ/ドイツ軍。それぞれ個別の兵器カードデッキを持つ。各カードは「ティーゲル」「88mm対空砲」「スナイパー」を表す。あらかじめ決まったポイントを使い、自軍の部隊を編成。両者の間で戦いを行う、というシステムだ。兵科のバリエーションは意外に広くて、同じ歩兵でもライフル小隊/対戦車攻撃兵器(バズーカやパンツァーシュレックなど)/スナイパーなどがある。このほかに戦車、自走砲、歩兵砲、対空砲、航空機などが登場する。
ゲーム展開に彩りを添える「コマンドカード」や、兵器がダメージを受けたときの効果を示す「ダメージカード」は、両者で共通。そのため、アクションも含めたデッキを構築するわけではないので、深く悩まずにすむ。
戦いは、ターゲットを指定し、どの武器で攻撃するかを決め、ダイスロールで命中・ダメージ判定する仕組み。たとえば戦車で歩兵を攻撃するときに、命中しやすくダメージも大きい主砲を使うか、複数回命中の可能性がある砲塔機銃を使うか、といった選択肢がある。


……といろいろ書いてきたが、ルールは口頭説明でもOKなレベル。10分ほど説明を受けてから、早速スタート。いつもの通り、連合軍持ち。最初はゲームに付属している「推奨デッキ」のうち、Combined Armsを使用。多彩な部隊が登場して面白かったが、逆に言うとパンチに欠ける。旅団長の操る戦車を中心に据えた部隊に勝てず、あっさり敗北。

■Frontline General:Spearpoint 1943/2回目/2人/勝利■

例によっての「もう一回!」コール。今度は自力で部隊編成。歩兵(ライフル小隊)が意外にしぶといので、これと歩兵砲を中心に据えてみた。戦車はM5A1シャーマン2輌のみ。航空機はなし。旅団長はティーゲルとパンテルを中心にした装甲部隊。コマンドカードのうち「サボタージュ(相手のデッキから任意の部隊を除去できる)」が2枚も使えたこともあり、2輌の戦車を無力化。あとは数で押し切り、初勝利。

■Frontline General:Spearpoint 1943/3回目/2人/敗戦■

このゲームには、一定のポイントで部隊編成を行うスタンダードな遊び方と、史実の状況を再現するシナリオを使った遊び方がある。最後の一戦は、そんなシナリオの一つを遊んでみた。
このシナリオは、連合軍が攻撃側、ドイツ軍が防御側となっている。連合軍は部隊を自由に編成し、橋梁(レマーゲン鉄橋?)の確保を目指す。一方のドイツ軍は部隊編成にある程度の制約を受ける。とはいえ、すでに橋梁には戦車を中心とする大兵力が存在している。攻める側としては、この状況を打破できるような部隊編成をしなくてはならない。
ここで選んだのが、航空機を中心にした編成方法。航空機は攻撃機会は少ない(航続距離の概念を表しているかと思われる)が、機銃/爆弾と威力十分な兵装を誇る。ドイツ軍の強力な戦車に対抗するには、これだ! と思い、P-38LightningとWarhawkを各2機組み込んだ。
序盤はドイツ軍のペース。頼みのWarhawkは88mm FLAKに撃墜され、Lightningは“まさかの”Ju-87に打ち落とされる。さらにM4A1シャーマン、ライフル小隊で構成した地上部隊も大きな損害を負う。
しかし、シュトゥーカを何とか打ち落とし、FLAKを退治した後は状況が激変。最後に残ったLightning一機で、ドイツ軍を削っていく。これなら、勝てる!
……と思ったが、甘かった。シナリオの特別ルールで、ドイツ軍は各ターン終了時に橋梁の爆破を試みられる。これに成功してしまえば、サドンデス敗戦になってしまうのだ。爆破の成功率はターンを追うごとに上がっていく。9ターン目、あと2部隊を削れば勝利というところで、ドイツ軍が爆破に成功。うーん、残念。

■今日の感想など■

『Pacific Victory』は、私の琴線には触れなかった。ちょっと残念。一方の『Frontline General:Spearpoint 1943』はストライクゾーン。現在ルールを読んでいる『Frontline D-Day』と類似の仕組み(編成方法など)が多く、わかりやすかったのも理由かもしれない。

次回は『アラモ』、その次は『アレ』と、ブロックを使用したタイトルが続く。