平日ゲーム会

けがわさん、たけるべさんにお誘い頂き、平日ゲーム会に参加してきた。たくさんのタイトルを遊んでいるお二人に、うかつなモノはお出しできない。今日は伝統的なゲームの匂いを感じさせるモノを中心に持参してみた。

■ビール侯爵・完全日本語版(Fuerstenfeld)/6回目/3人/最下位■

ビール侯爵 完全日本語版
まずはコレから。3人とも遊んだことがあったので、ルールの説明をせずに始められたことが理由だ。最初の手札で『建築屋』を配置できたまでは良かったが、その後は収入の読みを誤っていいところなし。たけるべさんが6箇所の宮殿を建設したとき、まだ2箇所しか建設できていなかった。やっぱり、好きと得意は違うんだなぁ。

ライナー・クニツィアの革命万歳(Long Live The Revolution!)/初プレイ/3人/最下位■

ライナー・クニツィアの革命万歳
けがわさんプレゼンツ。2種類のスートを使ったカードゲーム。それぞれが手札から1枚のカードを出して勝者を判定するラウンドを複数回繰り返し、それによって得点を重ねていく。目の前の勝負に勝つことに意識を集中してしまうと、かえってうまくいかない。ポーカーのように、対戦相手がどういう意図でそのカードを出したのか考えないと勝てない、読み合いのゲームだと感じた。慣れるまでは大変だけれど、とても面白かった。次は、今日圧勝したけがわさんに勝ってやるーっ。

エドカ/回数不明/3人/勝利■

私の持ち込みタイトル。花札(花合わせ)をベースに、特殊効果を持つチャンバラ札を加えたゲーム。花札と同じく、札の構成と役の種類を覚えるまでには少し慣れが必要だった。また、追加されているチャンバラ札があるため各人の手札が多く、3人だとちょっとテンポが悪い感じもする。それでも、「チャンバラ札を出すときは、書いてあるセリフを読みながら」というルールと、気心知れた3人で遊んでいるという安心感から、爆笑しながら遊ぶことができた。こういう場があるのは、ありがたいねぇ。

ハーベスト/初プレイ/3人/1位■

けがわさんプレゼンツ。以前からずっと遊んでみたかったタイトル。なるほど、これは遊んだ人が絶賛するのもわかる。短くてわかりやすいルールなのに、自分が勝つための最善手を考えて打つのは難しい。他の人の思惑を読むことも必要だし、手札引きの運もある。いやー、これが絶版・入手難というのはもったいないなぁ。

■EKIDEN/初プレイ/3人/最下位■

たけるべさんプレゼンツ。『OKAZU Brand』のタイトル。駅伝競走をテーマにしたカードゲームで、プレイヤーは10人の選手を率いて優勝を狙う監督の立場になる。どんな選手を集めるか、各区間に誰をエントリーさせるか、といったことを考えながら、他チームより一歩でも前でゴールを通過することを目指す。戦略、作戦、戦術の要素が全部入っていて、とても興味深かった。
ちょっと疑問だったのは、カードを出していく順番だ。「その時点で最下位のチームから」だと、序盤に付いた差が挽回しにくくなるような気がした。今度遊ぶときは、「その時点で最上位のチームから」に変えて試してみたい。

精霊さん(Spirits)/初プレイ/4人/3位■

けがわさんプレゼンツ。同じ作者の『ポイズン(Poison)』と同じバースト系のゲーム。ただし、隣にいるプレイヤーを直接攻撃するものではなく、少し離れたところにいるプレイヤーを狙い打ちにするための手法を考えるゲーム。最初はこのことに気づかず、両隣だけを攻撃対象に進めていた。そうしたら、ちっとも、まったく、全然、完璧につまらなかった。でも、少し進んでから対面のプレイヤーに失点が行く、あるいは、自分だけは失点を引き取らないで済むように工夫してみた。そうしたら、面白さが5億倍くらいアップした(当社比)。これ、かなりプレイヤーを選ぶタイトルだと思う。初めて遊ぶときは、1回やって「つまらない」と言わず、ルール通り3ディールは遊んでみてほしいな。遊んでいる間に同卓のプレイヤーの誰かから「あっ、なるほど!」というつぶやきが漏れたら、このゲームを出した人の“勝ち”みたいな気がする。

ミレ・グラツィエ(Mille Grazie)/初プレイ/4人/最下位■

私の持ち込みタイトル。日本の伝統ゲーム『手本引き』の匂いを感じられるゲーム。他の人が何を考えているか、こちらの発言や行為に対してどのような振る舞い方をするか、といった駆け引きが中心になっている。そのため、初対面の人同士よりも気心知れた相手と遊ぶのがよさそう。今日は面白かった。また、やる。

■まだまだ遊びたかったなぁ■

ここで、私は時間切れ。一足お先に抜けさせてもらった。『古代ローマの新しいゲーム』『フレッシュフィッシュ』など、気になるタイトルがまだ積んであったのに……残念。また今度、ご一緒させてくださーいー。