平日二人ゲーム会

旅団長と。お題はGMT Gamesの『Sun of York』。

■Sun of York/1〜2回目/2人/敗戦→途中終了■

バラ戦争をテーマにしたウォーゲーム。
戦力はすべてカードになっていて、プレイヤーごとに110枚の専用デッキを使う。ボードはなく、仮想のグリッドで戦う。ここまでの感覚は『Spearhead 1943』と同じ。
手番では、グリッドに配置した部隊に、戦闘→移動の順で行動させる。戦闘には特別なコストは不要。一方で移動させるには、手札の中から「命令ポイント」を持つカードを使用する必要がある。
他にも細かいルールはあるが、基本はこれだけ。特定のグリッドを占領した陣営の勝利だ。


初めてだから、という理由で、ランダムセットアップで2回遊んでみた。……うん、つまらん。まったく面白くない。一戦目は最初から最後まで「命令ポイント」を持つカードを引けず、一方的に敗戦。二戦目は両陣営とも決定打に欠ける膠着状態で、プレイヤーの継戦意欲がどん底まで落ちた。


思うに、このゲームはランダムセットアップで遊んではいけないのだろう。ランダム性が強すぎて、何を遊んでいるんだかわからなくなる。テーマのないカードゲームにしてはかかる時間も長いように感じるし。
また、20本近くある「ヒストリカルシナリオ」も、単独で遊んでも面白くなさそうだ。歴史の再現性に重点を置いているようで、両陣営の初期条件が違いすぎるからだ。
たぶん、このゲームを一番楽しく遊べるのは、ヒストリカルシナリオを順番に遊んでいく「キャンペーン」だと思った。「今回は最初から敗色濃厚なので、一戦捨てて次に賭ける」とか、「指揮官をここで戦死させると次の戦いに影響が出る」とか、そういう長いスパンのマネージメントを楽しむゲームなんだと思った。


というわけで、次回からはキャンペーンの開始。初対面の印象が最悪だったので、逆に楽しみだ。