平日二人ゲーム会

いたるさんと。

■A Few Acres of Snow/初プレイ/2人/敗戦■

Martin Wallaceの最新作。北米でのイギリス/フランスの争いがテーマ。プレイヤーはそれぞれの国の現地指揮官になって、自陣営の占領地を増やす。ゲーム終了時、占領地ごとに決まっている勝利得点を計算し、合計点の多い方が勝利。
ゲームの基本はカードドリブン+デッキビルディング。何をするにもカードが必要で、どううまく回していくかが重要だ。
最初はフランスを担当。調子に乗ってどんどん占領地を増やしていったら、いたる英軍の的確な攻撃や奇襲で削られていく。こうして奪われた捕虜(?)の差が響いて、39対57の大敗。

■A Few Acres of Snow/2回目/2人/敗戦■

もう一度、フランス側を担当。今度は急激な拡張ではなく、要塞建築を中心にした防御戦略で進めてみた。英軍が伸びてきたら、「ネイティブアメリカン」による奇襲で削ろう……と待ち構えてみたが、逆に前線に要塞を建設されて苦しくなる。そのうちPort Royalが陥落して万事休す。やっぱり44対59で大敗。何やってんだか。

■A Few Acres of Snow/3回目/2人/敗戦■

陣営を替え、イギリスを担当。初手で貿易をして手持ち資金を増やし、2ターン目に中立の「開拓者」を2枚とも購入。フランスが拡張する手を縛り、その隙にこちらを伸ばすつもりでやってみた。途中までは目論見が当たったけれど、まったく戦闘を仕掛けず拡張のみでやったのはまずかった。フランスにディスクを置ききられ、49対56で敗戦。「だいぶ得点差はつまってきたぞ」と、空元気。

■A Few Acres of Snow/4回目/2人/勝利■

さすがにそろそろ勝ちたいな。イギリス側を担当。
今度は拡張に加えて、勝敗の分かれ目(だと勝手に思い込んだ)Port Royalに戦力を送り込む。対応する戦力を抽出するためにフランスの領土拡張ペースが落ちている間に、南岸の都市を順次拡張していく。Port Royal戦にも勝利し、すべてのディスクを置ききって、61対46で勝利。うふふん。

■Omen/3回目/2人/勝利■

まだまだ『A Few Acres of Snow』を遊びたかったけど、さすがに大人なので自重。コレ。
……うーん、うーん。面白いんだけど、楽しくない。悪くないんだけど、良くはない。
なんとも評価に困るゲームだな、コレ。

■Cartouche/初プレイ/2人/勝利■

『Omen』と同じ、Small Box Gamesのゲーム。こちらはPCL(Pure Card Line)シリーズの一つで、昨日届いたばかり。さっそく簡単な抄訳を作ってみた。いたるさんが英文ルールをお読みになってきてくれたので、余計なルール説明なしにスタート。ありがたいなぁ。
ドミニオン(Dominion)』みたいなデッキ構築型のカードゲーム。でも、カード補充の仕方や、“手札”という概念がないところなど、遊んでみた感じはまるっきり違った。だいたい、ゲーム中にどっちが優勢かもまったくわかんないし。
カードの効果を使うのにどうすればいいか、とか、どんな効果を持っているのか、なんてところでルールを参照する回数は多かったけれど、それなりに短時間で終わって得点計算。あれ、勝ってる? なんか不思議な感覚だなぁ。

■Cartouche/2回目/2人/勝利■

一回やってゲームの流れが理解できたので、だいぶスムーズに進められた。
そっか、これ1回じゃ(私には)何もわかんないタイプのゲームなんだな。いろんな要素が絡まってるから、そのうちどれを使うか/重視するかで展開や面白さがだいぶ変わる。要素同士の関係がわかってきたら、ものすごく面白くなってきた。前半は自分のカードを使うだけで手一杯だったけど、後半は「こうしよう、ああしたい」と作戦が立てられるようになってきて、ものすごく楽しくなってきた。
結論。これ、2人で遊ぶにはいい。ただし、3人以上だと面白くない可能性がある。今度4人で一度試してみて、そこでプレイ人数に関する評価を決めたい。

■余談■

Small Box Gamesのゲーム、いまのところ「カードテキストがない」ゲームの方が面白く感じる。BhazumとCartoucheはストライクゾーンだけれど、OmenとIrondaleは“ストライクゾーンからボールに外れていく変化球”みたいな感覚。手元にあるPCLの残り4タイトルを遊んでみて、この仮説が正しいのかどうか検証したい(なんて大げさな)。